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葛西3連勝宣言!地元で世界選手権代表へ

欧州遠征から帰国し、新千歳空港に到着した葛西
欧州遠征から帰国し、新千歳空港に到着した葛西

 3連勝ですっきり決める! ノルディックスキージャンプの葛西紀明(34=土屋ホーム)ら全日本チームが9日、欧州遠征から帰国した。1日のW杯3位で3季ぶりの表彰台をマークした葛西は、世界選手権(2月22日開幕)の選考に重視される12日からのコンチネンタル杯札幌3連戦の3連勝を宣言。単独トップの世界選手権最多出場回数を「8」に更新する意気込みだ。

 「元日ジャンプ」で気をよくした葛西が力強く言い切った。「調子は悪くないので3連勝を狙っていく。可能だと思う」。戻ってきた新千歳空港で早速、12日札幌五輪記念(札幌・宮の森)を皮切りにしたコンチネンタル杯の札幌3連戦を照準にとらえていた。

 1日にドイツで行われたジャンプ週間を兼ねたW杯で04年2月以来の表彰台に上がった。「風に助けられた」という飛躍で、悪条件のため1回目だけで決着したのも好都合だった。「新年早々うれしかった。07年は風当たりがいいかもね」。運もあったが、不振が続いていたベテランには最高の良薬となった。

 ただ、手放しで喜べないのが現状だ。唯一の表彰台を除けば、W杯28位が最高と低迷。今季W杯の表彰台なら、2月の世界選手権代表に内定するという全日本スキー連盟の内規があるが、伊藤義郎会長(80)は先日「まだまだ。あれではダメ」と発言。期待が大きいがゆえに、ジャンプ界のご意見番から「喝っ!」が入っている。

 世界選手権は「天才少年」と称された東海大四高1年時の89年に初出場。05年オーベルストドルフ大会の出場で、昨季限りで引退した原田雅彦氏(38)を抜いて単独で日本人最多7回の出場回数となった。今回は特に思い入れのある地元札幌開催で、出場回数更新だけでなく上位進出が至上命令になる。

 葛西は「細かい技術の面で強い選手との違いが分かった。もう少し調子を上げれば上位でも戦えるはず」と世界を見据えている。その前に選考がかかった国内3連戦で、ご意見番からの「あっぱれ!」をもらうため、「ミスター世界選手権」が飛ぶ。

 ◆日本勢のノルディックスキー世界選手権出場回数 大会は2年に1度開催。最多7回の葛西に続くのは、91年から01年まで6大会連続のジャンプ原田雅彦と、距離の佐々木一成、青木富美子の6回。複合で金メダル4個の荻原健司、95年ジャンプNH優勝の岡部孝信らが5回で続いている。

[2007年1月10日9時4分 紙面から]


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