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北女子大回転で大橋が初V/高校スキー

北北海道女子大回転を制した大橋(右)は田中監督と握手
北北海道女子大回転を制した大橋(右)は田中監督と握手

<北海道高校スキー>◇2日目◇16日◇小樽・朝里川温泉スキー場◇アルペン北北海道女子大回転

 有終Vだ-。アルペンの北北海道女子大回転で大橋亜郁(あや、旭川大高3年)が初優勝を果たした。1、2回目ともにラップタイムを奪い、計1分39秒77で2位以下に0秒55の差をつけた。旭川大高スキー部アルペン部門は今季限りで廃部となる。創部45年目のラストシーズンにインターハイ(2月2日開幕、富山)で同校アルペン部門女子初の「全国女王」を目指す。

 果敢に攻めた。1回目でトップに立った大橋は、意を決した。「1回目はちょっと余裕を持ちすぎたので、2回目は攻めていこう、と」。標高差240メートル、旗門数30のコースを持ち前の柔らかな滑りで攻略した。田中利幸監督(62)は「緩斜面に強く、スキー操作がうまい。大きなプレゼントをもらいました」とたたえた。

 昨年末に右足首をねんざした。急きょ4日間の完全休養を余儀なくされた。まだ完治せず、テーピングを施し、この日のレースに臨んだ。「最高学年なので、1、2年生に負けたくなかった」。昨季のこの大会は大回転7位、回転5位と振るわなかった。昨年夏、1週間の「自転車合宿」で脚力アップを図った。連日、往復60キロ以上の道のりでペダルをこぎ続けた。

 過去に男女2人の五輪選手を輩出した旭川大高スキー部アルペン部門は今季限りで45年の歴史にピリオドを打つ。就任40年目の田中監督は04年度末の定年退職後、非常勤職員となり、指導を続けてきた。現在の部員は男女5人で「この子たちと一緒に卒業です」。1、2年生の男子部員2人は来季以降、個々で活動を続ける。活動休止を承知の上で入部した大橋は「いい終わり方で先生に恩返ししたい」と胸の内を明かした。

 中学時代の最高成績は北海道大回転3位だった。昨季の全日本ジュニア選手権スーパー大回転で総合優勝を飾りブレークした。この春、立命大に進学する大橋は「メンタル面を強くして、いい成績を残したい」とインターハイを見据える。同校初の「全国女王」で有終の美を飾る。【白船誠日】

 ◆大橋亜郁(おおはし・あや) 1988年(昭和63)9月23日、名寄生まれ。富良野に転居した小学1年時にスキーを始める。旭川東光中3年時に全国大会出場(大回転で棄権)。昨季の全国大会は大回転10位。回転24位。使用する板はロシニョール、ブーツはノルディカ。将来の夢は保育士。家族は両親と兄。162センチ、50キロ。

 ◆旭川大高スキー部アルペン部門出身の五輪選手 72年札幌五輪、76年インスブルック五輪に出場した千葉晴久と札幌五輪に出場した岡崎恵美子の男女2選手。インターハイ王者の千葉は札幌五輪2種目出場で男子大回転19位、回転棄権。岡崎は同3種目出場で女子回転13位、大回転32位、滑降41位。

 ◆アルペン成績

 =北北海道=

 【女子】▽大回転 (1)大橋亜郁(旭川大高)1分39秒77(1回目49秒50、2回目50秒27)(2)森岡(名寄光凌)1分40秒32(3)若林(稚内商工)1分40秒83(4)伊藤(旭川凌雲)1分41秒25(5)大川(北見藤女)1分41秒38(6)武田(富良野緑峰)1分41秒39

[2007年1月17日9時12分 紙面から]

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