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小西が跳躍3冠へまず1冠/高校陸上

7メートル71の跳躍で優勝した小西(撮影・村野早祐)
7メートル71の跳躍で優勝した小西(撮影・村野早祐)

<高校総体北海道予選>◇19日◇札幌厚別公園競技場ほか◇陸上ほか

 陸上で史上初の「跳躍3冠」を目指す小西康道(白樺学園2年)が、1冠目の走り幅跳びを制した。ライバル皆川澄人(白樺学園3年)を15センチ抑える7メートル71の好記録で初優勝。小西は3段跳び、走り高跳びでも優勝候補で、実現すれば北海道陸上界初の快挙になる。

 3・1メートルの追い風のため参考記録となったが、小西は7メートル71という好記録で走り幅跳びを制した。品田直宏(筑波大4年-札幌国際情報)が持つ道記録7メートル87に迫り、全国でも十分メダルが狙える価値ある数字。道内では前人未到の跳躍3冠への第1歩をしるした。

 短距離2種目とリレー、走り幅跳びなど、スプリンターなら3冠制覇はそう難しくない。だがジャンパーの3冠は至難。小西は今大会のランキング(各地区予選の総合順位)で走り幅跳びと3段跳びで1位、走り高跳びで2位と、いずれも優勝候補だ。まず1冠目を手にした。

 小学5年で陸上を始めた時は走り高跳びからスタートした。だが大会出場の際、母が提出書類の種目欄に間違えて「走り幅跳び」と書いてしまったという。「仕方なく全然練習をしていない幅跳びで出たんですが、成績が良くて全道まで行き、そこでも優勝してしまいました」と小西。それから二刀流が始まった。

 種目の専門化が行われる高校では、得意な走り幅跳び1本にしようかと迷ったが、道東海大の広川龍太郎監督から「走り高跳びをやっていると踏み切りがうまくなる」とのアドバイスをもらい高跳びも継続。昨年も跳躍3種目でインターハイに出場した。

 今年は実は高跳びに出場するかどうかは現時点で未定だが、小西は「チャレンジする気持ちは忘れたくない。その結果で3冠が取れれば」と気持ちは傾いている。北海道内で誰も達成していない記録へ、チャレンジがモットーの男が静かに燃えている。【本郷昌幸】

 ◆小西康道(こにし・やすみち)1990年(平成2)4月13日、幕別町生まれの17歳。幕別小5年から陸上を始め、幕別中3年時の全道中学で走り幅跳び2位、走り高跳び1位。3種目で出場した昨年のインターハイは、走り幅跳び6位、3段跳びと走り高跳びは予選落ち。家族は両親、兄、姉。169センチ、56キロ。

[2007年6月20日9時45分 紙面から]

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