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恵庭北・寺田が3冠へまず1冠/高校総体

中村監督(左)から祝福される寺田
中村監督(左)から祝福される寺田

<全国高校総体>◇3日◇陸上◇佐賀県総合運動場陸上競技場

 陸上女子100メートルで寺田明日香(恵庭北3年)が初優勝を飾った。専門は100メートル障害だが、持ち前のスプリント力で100メートルでも高校の頂点に立った。北海道勢の同種目女王は03年の北風沙織(恵庭北)以来4年ぶり。タイムの11秒71は高校歴代5位の好記録だ。400メートルリレー、100メートル障害と合わせた北海道陸上史上初の「3冠」が見えてきた。

 次元の違う速さを寺田が見せつけた。今季、寺田と同じ持ちタイム、11秒82を引っ提げて挑んできた中野瞳(兵庫・長田2年)を、あっさりと突き放した。11秒71は自己記録の11秒82を上回り、高校歴代5位の圧巻タイム。「満足のタイムです」。厳しい表情が笑顔に変わった。

 駆け引きは無用。予選、準決勝と出場者の中でただ1人11秒台を出す王者の勝ち方で決勝に臨んだ。決勝は雷や豪雨で2時間も遅れ「いつ始まるんだろう」と不安に陥った。だが、それすらも女王の集中力を切らすことは不可能だった。

 高校で始めたハードルで才能を発揮し、昨年まで高校総体2連覇。今年は3連覇がかかる。強さを支えたのが天性のスプリント力。高校2年まではハードル技術でなく短距離の速さだけで勝ってきた。その力を生かし、今年は100メートルに本格的に挑んだ。

 環境にも恵まれた。昨年暮れ、恵庭市内にインドアの陸上練習施設が完成、冬の間もトラック練習が積めた。そこには100メートルの北海道記録保持者・北風沙織(北翔大4年)や、昨年の高校総体2位の福島千里(道ハイテクノロジー専門学校)らがいた。「一緒に走るとホント疲れる。でもそれは練習になっている証拠」と寺田。

 まず1冠を制した。中村宏之監督(62)は「最も難関なのが100メートルだったからね」と、北海道陸上界初の3冠へ視界良好を強調。寺田も「狙います」と力を込めた。【本郷昌幸】

[2007年8月4日9時19分 紙面から]

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