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滝川に墓石の美術館!?

石にもデザインにも凝った墓石の数々
石にもデザインにも凝った墓石の数々

<連載・こんなトコロにこんなモノが…「経営者はモーグル日本代表の山崎さん」>

 滝川って、今ちょっと面白いマチなのよね。地元出身の世界的彫刻家を中心に、アートでのマチおこしに取り組んでるの。いろいろイベントがあるから出掛けたんだけど、驚くものを発見しちゃった。国道12号沿いに、何やら大きな石製オブジェの並ぶショールームが。彫刻? と思いきや、墓石なのよ、は・か・い・し!

 1世紀以上の歴史を持つ「山崎石材」が昨年オープンした、全国的にも珍しい墓石の屋内展示場。普通、墓石の見本といやあ、棹石(家名を刻む中心となる石)だけが野ざらしにされているイメージ。それを見て石を決めて、あとはカタログでって感じでしょう? ところがここ、ギャラリー風の店内には、墓所の全体像をきちんとつかめる展示がされていて、しかも1つ1つがすごくキレイ。ホントに彫刻作品を見るみたいに鑑賞を楽しめちゃう。

 「正しくは、墓石・デザイン仏壇・お手元供養のトータルショップなんです」と語るのは、代表取締役専務の山崎修さん。石屋だから石のことだけ、ではなく、墓所のしつらえから日ごろのお祈りまで、葬儀後に大切なお骨をどう供養したらいいのかをトータルにアドバイスするんだそう。

 ちなみに山崎さん、92年アルベールビル五輪で正式種目となったフリースタイルスキー・モーグルの日本代表。後に里谷多英が98年長野五輪で金メダルを取ったとき、解説者として「すげえタエ!」と叫んで全国的に有名になった。こんなトコロにこんなヒトが! でもあるのだ。 

 「墓石屋や仏壇屋は、入りづらく出づらい感じでしょう? それをなくして、気軽に面白いなあと眺めているうち、自然と墓や供養について関心を深められる場所をと思ったんです」。店内に並ぶきれいなガラスや陶器のつぼは、骨つぼ。小さなペンダントやお地蔵さんの置物は、遺灰を収めて身近におく「お手元供養」のアイテム。なるほど、人が愛する人をしのぶ思いの深さを感じるよねえ…。

 花が彩る中庭にも彫刻めいた墓石が並び、中には石工が主人公の映画「アルゼンチンババア」に登場したイルカ形墓石のレプリカも。観光名所といっては不謹慎かもしれないけど、確かにオススメのスポット。お盆近し。あなたもいかが?(ライター 重田サキネ)

 ◆山崎石材ショールーム(滝川市二の坂町東1の2の1、電話0120・148・230) 営業は午前9時~午後6時、無休。

[2007年8月9日11時7分 紙面から]

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