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羽幌が創部30周年を初の花園出場で祝う!

V字をつくり、必勝を期す羽幌フィフティーン
V字をつくり、必勝を期す羽幌フィフティーン

 全国高校ラグビー北海道予選が26日、札幌月寒ラグビー場ほかで開幕する。北北海道大会に2年連続13度目の出場を果たす羽幌(旭川地区2位)は、3年前に一時部員0になったが、現3年生が古豪の伝統を守るべく一致団結。熱血漢・岸本泰輔監督(30)の指導の下、創部30周年の記念の年に初の花園出場を目指している。

 まさにゼロからの出発だった。岸本監督が04年に赴任した時、9人いた部員は夏までには全員去った。「15人集めることができなかった、私の力不足」(岸本監督)。その反省から動いた。地元中学に部のパンフレットを配り、05年の男子合格者47人には勧誘の手紙も出した。部のTシャツを30枚作り、入学直前の新入生宅を訪ねた。

 この結果、1年生20人が入部。経済的事情などで2人が辞めたが、18人は今もチーム27人の中心だ。1年生だけで出た05年の旭川地区予選は富良野に0-135で敗れたが、今年は地区代表決定戦で5-31の惜敗。負傷者続出前の前半は、むしろ押していた。

 かつては北大会4強の成績も残し、道内外の大学や社会人に多くのOBを持つ古豪も、近年は他校との合同チームで大会に出場するなど低迷が続いていた。だが、ラグビーのラの字も知らなかった現フィフティーンが新しい扉を開こうとしている。

 昨年12月26日、岸本監督の30歳の誕生日に選手は小遣いを持ち寄りトレーナーを贈った。箱には「来年の誕生日は花園で」と書いた。3年間、主将を務めるPR宮川雅彦(3年)は「厳しい監督ですが、監督の厳しさは優しさだと思う。絶対に(花園を)実現します」と断言。節目の年に全国出場を決めてみせる。【本郷昌幸】

[2007年9月26日9時42分 紙面から]

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