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“マイはし”の先駆的存在

アーティスト柏葉勝徳による、同店オリジナルの個性的なはしたち
アーティスト柏葉勝徳による、同店オリジナルの個性的なはしたち

<連載・流行りもん調書「かけ箸」>

 いっただきま~す! パシッ! …と勢い良くはしを割るのは、食いしん坊にはたまらない瞬間なんだけど、食べ終わるといつも思うのよね~。この割りばし、もったいないなあって。

 そしたらさ、最近「マイはし」を持ち歩く人が増えてるっていうじゃない。アタシも~と、さっそく札幌市内のショップ「かけ箸」へ。札幌唯一…てことは北海道内唯一かもしれない、珍しい「はし専門店」。開店した7年前からすでに「自分のはしを持ち歩こう」って提唱していた先駆的存在なの。

 「当時は『ナニそれ』という反応でしたが、最近は『マイはしを持ちたくて来ました』というお客さまが増えて」と店長はうれしそう。そう言ってる先から、若い男性が1人でふらり、女性が友達同士でと、お客さんが次々にやってくる。

 商品は、はしの一大産地として有名な福井県のものを中心に、約300種。美術品のようなディスプレーは圧巻で、思わず「うわ~すてき~」と声が出る。どれも実際に手に取れるのがイイところ。1人1人合うモノは違う、見た目だけで選んじゃだめ…って、まるで靴のフィッティングみたい。実際、持って動かしてみると、見た目より使いやすかったり、良さげに見えても手に合わなかったり。

 でも、どうせ持つなら、ケータイでセンスを表すようにはしにも凝りたいじゃない? となると、コレなんかいいなあ、同店オリジナルのシリーズ! 北海道ならではの木を使い、アイヌ文様めいた神秘的な木彫やフクロウの姿、回すと動く小さな輪などが施されていて、すっごく個性的。1つ1つ手彫りなんだって。

 また、持ち歩くという機能性を追求するなら、ネジ式やはめ込み式で、真ん中から2つに分かれるコンパクトタイプもいい。このタイプには、手軽な2000円台から、黒檀・紫檀製の1万円台の商品まであり。気取ったフレンチの店で、サッと取り出した黒檀のはしで…なーんて、ちょっとカッコよくないぃ~?

 何はともあれ、ここではしたちを見てると、さほどエコに関心なくても複数買い集めたくなっちゃう。ステキなんだもん。さーてどれを買おうか、はしだけに、まずは端から試してみる!?(ライター 重田サキネ)

 ◆はし専門店「かけ箸」 札幌市中央区南11西7の3の18、公開秘密結社あじと11「チキでき」2階。電話011・552・3729(代表)、営業は午前11時~午後6時、水曜定休。1500円前後の売れ筋から黒檀・紫檀・竹製の高級はし、オリジナル商品まで約300種がそろう。マイはしとしての購入ほか、プレゼントや結婚式の引き出物などの利用も多い。

[2007年10月3日9時29分 紙面から]

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