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レラカムイ、逆転負けも手応え/JBL

ゴール下に果敢に切り込み、シュートするレラカムイ北海道の折茂
ゴール下に果敢に切り込み、シュートするレラカムイ北海道の折茂

<バスケットボール日本リーグ:三菱電機81-70レラカムイ北海道>◇2日目◇13日◇愛知・名古屋東スポーツセンター

 レラカムイ北海道がリーグ唯一のプロチームとして、北海道のバスケットボール史に名を刻んだ。初戦は昨季2位の三菱電機に大健闘の末、70-81で惜敗した。第3クオーター(Q)終了時点で58-57。最終第4Qも最大5点差をつけ残り4分までリードを保ったが、最後は地力で勝る相手に11点差をつけられた。前哨戦のJBLチャレンジカップで初戦敗退後、チーム内には不協和音もあったが、残り34試合に希望を抱かせるスタートになった。

 敵地にもかかわらず、試合後は、会場外でサイン、握手を求める約50人に迎えられた。日本リーグ唯一の完全プロチームで新規参入の北海道が、初戦で昨季2位の三菱電機を追いつめた。開幕前にオーエスジーが来季bjリーグ転籍を発表するなど、前途多難の船出だった日本リーグにとって明るい兆し。だれよりも、現状を心配していたバスケットボールファンに歓迎された。

 第3Q残り1分。51-57から反撃が始まった。ニュートンが3連続ゴール。1点リードで最終第4Qを迎えた。桜井の連続ゴールなどで一時は最大5点差をつけた。残り4分で逆転されたが、東野監督は「歴史的な1歩を踏み出した。結果がついてくれば良かったが、悪いことばかりではない」と前向きだ。リーグで勝てる実力があることは示した。

 9月22日、前哨戦JBLチャレンジカップのトヨタ自動車戦の敗戦で、チームはバラバラになりかけた。出場時間が短かった日本人選手は不満を募らせ、パスが回らないいらだちを外国人選手は練習中も隠そうとしない。桜井は「練習の雰囲気が悪く、うまくいかなかった」と振り返る。話し合いの場を増やし徐々に溝を埋め、名古屋入り前日11日の練習後は折茂が全選手に語りかけた。「長いシーズンを乗り切るための運命共同体なんだ。勝つときも負けるときも一緒だ。チームを信じ続けよう」。リーグ最年長のベテランの言葉にチームは一体となった。

 この日、トヨタ自動車戦のように個人技に頼るプレーは減った。チームの最大の問題は、抜けた力を持つ主力4選手の出場時間が長いこと。残り5分でウィリアムズが左足けいれんでベンチに下がるなど、14日の2戦目に不安も残した。だが、東野監督は「我々は40分を2試合連続でやっても大丈夫な練習はしてきた」と強気だ。残り34戦。まだ第1歩を踏み出したにすぎない。【北尾洋徳】

[2007年10月14日9時39分 紙面から]

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