このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー


ホーム > 北海道 > ニュース


北海道メニュー

お宝アオイガイで地球温暖化まで分かる!

見つけるとハマる、アオイガイ
見つけるとハマる、アオイガイ

<連載・流行りもん調書「ビーチコーミング」>

 暑かった夏の日も今は遠く過ぎて、冬間近の浜辺には人影もなく…と思ったらっ、いる! 石狩の海岸線で、何やら拾って歩いている人々がいるぞおっ。清掃活動? 「いえ、ビーチコーミングです」。そう、近年、全国的にじわじわファンが増えている趣味なのよ。

 簡単に言っちゃうと、浜辺(ビーチ)をクシ(コーム)ですくように細かく観察して、漂着物を収集すること。海流と季節風の関係で、晩秋から冬にかけてが一番モノが流れ着きやすく、ビーチコーマーにとっては今からがハイシーズンなんだって。

 きっとオタクな男子ぞろい…って思うでしょ。でもね、漂着物もいろいろで、中にはステキなものも多いから、女性マニアも多し。癒やし系の趣味として、雑誌に紹介されることもあるのよ。

 さまざまな貝殻、ユニークな形の流木、浮き玉、海流に削られ丸みを帯びたガラス、外国の人形、琥珀(こはく)。もちろん中には正体の分からない骨や、気象観測用気球の残がいなど、超マニアックなものもあるから面白い。

 石狩でのビーチコーマーたちの拠点、「いしかり砂丘の風資料館」には、みんなが集めたさまざまな漂着物が展示されている。今は特にテーマ展「アオイガイ/カイダコ」を開催中なんだけど、このアオイガイが、ビーチコーマーにとってはあこがれのお宝。薄く美しい白い姿の正体は、カイダコというタコが作る殻。これを拾って魅せられ、一気にビーチコーミングにハマる人も多いそう。う~ん、確かにきれいよね~。

 この趣味の奥が深いところは、拾えるものから海の状態がわかること。アオイガイは温かい海にすむので、石狩で拾えるってことは、海水温が高くなってる証拠。そんなふうに漂着物の背景を調べていくと、またいっそうハマっちゃうんだって。

 ちなみにビーチコーミングすると、かなりの距離(しかも砂)を夢中で歩くため、運動量は相当あり。メタボ対策として採用してみる? 家族そろって挑戦しても楽しいよ。(ライター 重田サキネ)

 ◆いしかり砂丘の風資料館(石狩市弁天町30の4、電話0133・62・3711)。営業は午前9時30分~午後5時、火曜休館(祝日の場合は開館、翌日休)、入館料300円(中学生以下無料)。

 ◆野外講座・石狩ビーチコーマーズ/秋 参加者募集中。21日午前9時~午後1時。参加無料。学芸員のレクチャーを受けた後、浜辺でコーミングし、収集したモノについて全員で鑑賞・意見交換。

 ◆テーマ展・アオイガイ/カイダコ 開催中、28日まで。なお、研究のデータを集めるため、アオイガイを拾ったら、「日時と場所と大きさを報告してほしい」と同館は呼びかけている。

[2007年10月17日10時53分 紙面から]

関連情報

最新ニュース

記事バックナンバー

芸 能
社 会


このページの先頭へ