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登山家・栗城さんが南極最高峰登頂に挑戦

- 南極最高峰を目指す栗城さんは、テントの前でNO・1ポーズ
世界7大陸最高峰の単独無酸素登頂を目指している札幌在住の登山家、栗城史多(くりき・のぶかず)さん(25)が、南極の最高峰ビンソンマシフ(標高4897メートル)に挑戦するため、9日に札幌をたつ。6大陸目の南極大陸挑戦を目前にして、本紙の取材に答えた。
「ニートのアルピニスト」と呼ばれた若き冒険家は「ニートの人たちを山に連れていきたいんです」と夢を持つことと、挑戦する心の大切さを力説した。04年6月、北米大陸の最高峰マッキンリー登頂に成功してから3年半。この間、定職は持たず、登山資金はスポンサーが頼り。企画書を作って企業を回った。「広報を通じてお願いするとまず駄目ですね。直接、社長に訴える方がいい」。社長から次の社長へと紹介を重ねてもらい、スポンサーをつかんでいった。
もちろん簡単なことではない。「山に登る以上のエネルギーが必要でした」。資金の足しにするべく、50回以上の講演も行ってきた。「ニート」という語には「○○をする意欲がない」というニュアンスが含まれるが、栗城さんにはそんな語意は無縁だ。
登頂目標は来年の1月1日。「年明け、南極から北海道に『元気』をお伝えしたい」と栗城さんは目を輝かせた。最終的にはエベレスト征服(08年4月予定)が目標だが、そこが終点ではない。「きっとまた新しい目標を定めて山に向かうでしょう」。挑戦する心は不変だ。【本郷昌幸】
◆栗城史多(くりき・のぶかず) 1982年(昭和57)6月9日、今金町生まれ。札幌国際大1年から登山を始める。04年6月の北米最高峰マッキンリーを皮切りに南米、欧州、アフリカ、オセアニアの最高峰を単独無酸素で登頂。南極は06年1月に1度チャレンジしたが果たせず、今回が再挑戦になる。162センチ、61キロ。独身。
[2007年12月6日9時24分 紙面から]
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