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大麻が延長戦制し初勝利/高校バスケ

大麻の永井はドリブルで切り込む
大麻の永井はドリブルで切り込む

<全国高校選抜バスケット:大麻112-109安城学園(愛知)>◇2日目◇24日◇東京体育館◇男子1回戦

 男子の大麻が執念で勝ちをもぎ取った。第4クオーター残り2秒、永井裕康(3年)のシュートで101-101の同点に追いつき、延長戦へ持ち込む。最後は112-109で安城学園(愛知)を振り切り、2度目の出場でうれしい初勝利をあげた。

 「絶対入れる!絶対負けない!」。敗戦の危機に、永井が相手ディフェンスの間をくぐり抜け、シュートを放った。「人一倍負けず嫌い」という男が投じたボールは、気迫が乗り移ったかのごとく、リングの中に吸い込まれた。残り2秒で101-101の同点に。これで勢いに乗り延長戦へ入る熱戦を制し、2度目の出場で今大会初勝利を挙げた。

 この試合では、ポイントガード(PG)を務めた永井だが、本来のPG金田悠平(3年)が大会1週間前に負傷したため、その代役としての出場だった。「普段から、練習していたから平気です」と強気な言葉通り、経験不足は感じさせないスピードのあるドリブルで切り込む。相手を引きつけて、浜名駿(3年)や近藤圭太(3年)の3点シュートに結び付けた。長野雅雄コーチは「存在が光っていた」と目を細めた。

 チームメートにも好影響を与えた。荒井祐人主将(3年)は「あのゴールで、(延長でも)いけると思った」と話す。このチームが延長を戦うのは初めてだったが「1試合やりきった経験がない」(長野コーチ)という永井が気迫のプレーを続けている。それを目の当たりにし、全員が勝ちたいという気持ちで1つになった。

 25日の相手は優勝候補の一角、福岡一。長野コーチは「3年生の有終の美になれば」と口にしたが、選手にそんな気などみじんもない。永井は「結果はまだ何も出てない。やるからには絶対勝ちたい」と、語気を強めた。劇的初勝利の勢いに乗って、強豪撃破を目指していく。【大橋直樹】

[2007年12月25日9時2分 紙面から]

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