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湯本がW杯帰りの貫録で初制覇/スキー

- 最長不倒となる136・5メートルを飛んだ湯本の1回目
<スキー・ジャンプ:全日本スキー選手権兼NHK杯>◇17日◇札幌・大倉山ジャンプ競技場◇ラージヒル(HS134メートル、K点120メートル)
W杯帰りの湯本史寿(23=東京美装)が1回目に136・5メートルの最長不倒、2回目135メートルを飛び合計279・7点で、全日本、NHK杯ともに初制覇した。今季初めてW杯メンバー入りした自信と、改造に成功したアプローチ姿勢で大ジャンプを連発した。
吹雪模様の2回目、湯本は135メートルの大飛行を見せた。ガッツポーズを何度も繰り返したように、満足できる今季初優勝だった。最長不倒となった1回目の136・5メートルには「理想のジャンプ」と自画自賛した。尻が頭より高い位置にくるこれまでのアプローチ姿勢を矯正、頭を尻の高さよりわずかに高くしてサッツにつなげた。
昨季は国内で4勝し、出場機会こそなかったが、地元札幌での世界選手権代表にも選ばれた成長株。今季は初めてW杯メンバー入りし昨年12月から7戦に出場した。30位が最高だったが、確かな成果を持ち帰った。昨夏から課題にしていた助走路姿勢の改良に成功した。
「練習ではできているのに、試合になると成績を求める気持ちからか、尻が上がって」(湯本)。現地で飛ぶごとに、全日本のユリアンティラ・ヘッドコーチ、菅野範弘チーフコーチとともにビデオでチェックを続け、参戦したW杯の終盤でようやく感覚をつかんだ。
葛西、岡部ら一線級はW杯に参戦しており、意地もあった。「W杯に出ていた選手が何だ、と言われちゃうから」。現在はW杯メンバーから外れているが、あきらめてはいない。「これを機に、またW杯に戻りたい。世界の舞台で戦いたい」と闘志をむき出しにした。【本郷昌幸】
[2008年2月18日9時31分 紙面から]
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