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ばんえい競馬旭川と北見撤退、存廃先送り

神妙な面持ちで質問に答える旭川市の菅原市長
神妙な面持ちで質問に答える旭川市の菅原市長

 売り上げ減に悩むばんえい競馬の存廃問題について、市営競馬組合を組織する旭川、帯広、岩見沢、北見の4市の市長が20日、旭川市内で協議した。現行での4市での開催は今年度で最後とされ、帯広と岩見沢の2市で存続する案が示されたが、最終判断は先送りされた。廃止の可能性を残したまま、引き続き話し合われる。

 管理者の菅原功一・旭川市長は会議後の会見で「4市での開催は平成18年度をもって終了とします」と説明。市営競馬組合はいったん解散、債務は4市が負担することも発表された。

 来年度以降は、冬季開催施設を持つ帯広と、別の1市で行えるかどうかについて検討された。旭川と北見は撤退の方針を示し、帯広と岩見沢の2市での開催案になった。しかし、岩見沢市の渡辺市長も「現段階では根拠のある形での収支が見込めず、共通の認識を持てない。有識者らと改革案をさらに精査する時間がほしい」と慎重な姿勢を示し、決定には至らなかった。

 ばんえい競馬は累積赤字が32億円で、今年度終了時には40億円に膨れ上がることが予想されている。今月7日に、有識者らで構成される「改革検討プロジェクトチーム」から収支均衡を図るための答申が出され、この日が市営競馬組合側が判断を下す日だった。

 農林水産省への競馬開催日数の申請は年内にも行わなければならず、各市も来年度の予算編成の時期に突入していく。厳しい状況の中で、決断が急がれる。

[2006年10月21日9時23分 紙面から]


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