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新生ばんえい競馬はファン参加型に大変身

パドックがスタンド前に新設された帯広競馬場
パドックがスタンド前に新設された帯広競馬場

 新生ばんえい、目指すは馬の一大アミューズメントパーク。帯広の1市単独開催となったばんえい競馬が27日、帯広競馬場でスタートする。主催する同市と運営するオッズパーク・ばんえい・マネジメントでは、新たにパドックをコースに隣接させたほか、ミニ動物園を設置するなど、競馬場をよりレジャー施設化した。08年3月24日まで150日間の開催で、初のナイター(6月16日~9月17日)も組み、幅広い世代に訴える。

 「ばんえい十勝」と銘打った新生ばんえい競馬は、ファン参加型をテーマの1つにしている。レース観戦の目玉はパドックの移設だ。以前は、コースとはスタンドを隔てた場所にあったが、ゴール前付近に設置した。パドック→レースという流れを、移動することなく観戦できる。

 オッズパーク・ばんえい・マネジメント事業推進部の古舘整部長(54)は「パドックの移設は大きな変化。移動範囲が少なければ馬券検討に時間を費やせる。ファンの盛り上がりをスタンドの中心にもっていき一体化も図れる。ナイターの導入で娯楽のバリエーションも増えるはず」と期待を寄せる。

 女性、子供をターゲットにしたレジャースポット化にも力を入れた。従来のパドックがあった場所をポニーなどの馬と触れ合えるミニ動物園に様変わりさせた。隣接して、3月で現役を引退し帯広市の嘱託職員としてPRに努めるリッキー号の馬小屋も設置。乗馬も楽しめる。今後は障害者乗馬も実施するなど地域に密着した馬文化も継承する。ファミリールームもオープンし、子供が遊べる空間も用意された。

 帯広市農政部ばんえい振興室の鈴木新一室長(53)は「誰もが気軽に来られる空間をつくりました。レジャーに行く選択肢の1つになってくれれば」と話す。初年度の売り上げは111億5200万円を目標にしている。

 昨秋の廃止騒動から一転しての存続。市営競馬組合として共同運営していた北見、旭川、岩見沢は撤退した。1市での開催とならざるを得なかったが、その分開催日数は昨年の66日から大幅に増え、通年開催となった。今後、競馬場を十勝の観光スポットとして築き上げていく。【松末守司】

[2007年4月27日9時51分 紙面から]

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