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t.A.T.u.が大人に変身!実力勝負

t.A.T.u.のユーリャ(左)とレナ
t.A.T.u.のユーリャ(左)とレナ

 ロシア出身の女性デュオt.A.T.u.(タトゥー)が、すっかり大人に変身した!? 最近はこれまでのスキャンダラスなイメージを封印。国内外でライブやイベントを行うなど地道な活動を続けている。10月11日発売の初のライブDVD「TRUTH~LIVE IN ST・ PETERSBURG」のプロモーションで来札した彼女たちが、現在の心境とファンへの感謝を語った。

 タトゥーは日本の音楽シーンへ衝撃的な足跡を残した。03年、シングル「All The Things She Said(オール・ザ・シングス・シー・セッド)」で大ブレークするも、テレビ朝日「ミュージックステーション」で歌の出番をキャンセル。悪いイメージを残したまま、日本を去った。その存在は、単なる一時的なブームの印象が強かった。

 日本でその存在が忘れられている間、ヨーロッパ、南米、東アジアなどで人気を拡大した。純粋にステージでのパフォーマンスを認められた結果だった。「音楽的に成長している。以前のエレクトリックポップから今はロックに近くなった」とレナ。ユーリャは「生バンドの演奏でライブ感を重視している。歌詞も大人ぽくなった」と手応えを口にする。

 一方で現在もドタキャン騒動の後遺症は根強い。誤った報道に傷つくこともある。「事実ではないことを言われるのは、すごく残念で悔しい」とレナは悲しい表情を見せる。「好意や愛情がなくなった時t.A.T.u.はみんなの前から姿を消すことになります」とユーリャ。「でも好意は続いているから心配しないで。本当に日本が、日本のファンのことが大好き」と2人は笑う。

 10月11日に初のライブDVDを発売する。「見どころは最初から最後まで」(レナ)。ユーリャは「ライブの舞台裏や親しいスタッフにしか見せない貴重なオフショットも満載」とPRする。ステージに自信があるからこそシンプルなライブ映像が中心。過激なパフォーマンスや凝った演出などに頼らなかった。

 プライベートでも成長を続ける。04年、ユーリャは出産を経験した。心境の変化について「何も変わらない」と素っ気ないが「娘のために生きている」と母としての責任感を随所に見せた。コギャルのような制服姿で歌っていたティーンエージャーは21歳になった。さまざまな体験を経た2人にスキャンダルは、もういらない。お騒がせトラブルも卒業。タトゥーはただ実力で勝負する。

 ◆t.A.T.u.(タトゥー) ユーリャ(本名ヴォルコヴァ・ユーリャ・オレゴーヴナ)1985年2月20日生まれ、モスクワ出身。レナ(本名カティーナ・エレーナ・セルゲェーヴナ)1984年10月4日生まれ、モスクワ出身。99年に結成。01年発売の初アルバムがロシアで年間賞を獲得。ヨーロッパで次々チャート1位を記録した。03年、アルバム「t.A.T.u.」で日本デビュー。オリコンチャート初登場で1位を獲得。東アジアや南米でも高い人気を得ている。

[2006年8月29日12時38分 紙面から]


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