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解散の危機乗り越えGLAYが再生

新曲「夏音」やツアーについての思いを語るGLAYのTERU(右)とJIRO
新曲「夏音」やツアーについての思いを語るGLAYのTERU(右)とJIRO

 あの99年から7年ぶりのホールツアーへ。GLAYが13日に発売した「夏音/変な夢~THOUSAND DREAMS~」で、オリコンの25日付週間チャートで1位を獲得した。7月に約1年7カ月ぶりの「G4」を発売。8月には氷室京介との共作「ANSWER」を発表した。まるで空白を埋めるような3カ月連続リリース。11月からはツアーも控え、TERU(35)とJIRO(33)が故郷・北海道でGLAYの「今」を語った。

 今年2月、約1年ぶりの単独公演となった東京・日本武道館でのライブでTERUは衝撃的な一言を口にした。「前に進めなくて(バンドを)辞めようと思ったこともありました」。04年7月から続く10周年の一連の流れを05年3月に終えると充電期間に入った。同年5月に所属事務所も脱退。今年7月の「G4」までCDリリースもなかった。

 TERU「ライブでは感情が高ぶってしまい、そういう言葉になった。99年にもどうしても前に進めず、みんながそういう(解散)気持ちになった瞬間もあった。でも時間がたつと、またみんなで笑顔で音を鳴らしている。それを経験していたので絶対に越えられると信じていた」

 99年-。GLAYは解散の危機にひんした。自分たちの音楽と、それを取り巻く商業的な部分。日本レコード大賞の受賞をめぐり、メンバー間で意見が食い違った。解散問題についてはTAKUROが自身の著作「胸懐」(幻冬舎)でも書いている。当時と同じような状況にも経験が生きた。

 JIRO「04年からの10周年を終えて、今後を見直す時間が必要だった。でもTHE PREDATORS(JIROの別バンド)のイベントもあって、それが終わったらGLAYの集合をかけられていたのでアッという間(笑い)。メンバーで音を出して会話し、ミーティングもした。今、言えるのはGLAYは健康状態が良く、やる気に満ちあふれているということ」

 8月には、あこがれの氷室京介との共作、競演も果たした。バンド結成時から追い続けていた大きな背中から多くを感じ取った。

 TERU「音楽に真剣に向き合っている人で、自分たちも真剣にぶつからないといけないと感じた。周りの人にも愛情を持って接していて、自分たちもそういう環境をつくっていかないといけない。すごくいい背中を見せてもらった」

 JIRO「同じ舞台に立てて自信が持てた。可能性も感じた。TERUからは氷室さんのファンを巻き込もう、恥じないステージにしたいというおとこ気を感じた。TERU中心のステージをさらに追求したいと思った」

 北海道では99年から7年ぶりとなるホールツアーが12月に行われる。もし解散していれば最後のツアーとなった北海道6カ所での公演以来だ。テーマは「Re-birth」。

 JIRO「今回のテーマがリバースということで、やっぱり北海道で締めようと。最初にバンドをやろうと思った気持ち、なぜこの4人でバンドを組んでいるのか、あらためて考えている」

 TERU「2月の日本武道館で、みんなの意志が1つになり、未来へ向かった。それを超えなくてはいけない。最後の3公演で形が見えたら、また新たな答えが見つかる気がする」【取材・構成 北尾洋徳】

 ◆GLAY TOUR 2006 ROCK’N’ROLL SWINDLE~Re-birth~

 11月1日の宮崎から12月28日の函館まで全国25都市で開催。北海道では旭川、札幌、函館の3都市で行う。チケットは全席指定7350円(税込み)で、30日発売。問い合わせはウエス=電話011・614・9999へ。

[2006年9月22日9時38分 紙面から]


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