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大橋、千春、なっち、細川が夕張で歌う

 3月25日、ゆうばり文化スポーツセンターに、マチ再建の愛の歌が響く。松山千春(51)がかねて提唱していた夕張市を応援する無料コンサートの概要が26日、夕張応援コンサートプロジェクトから発表された。松山のほか大橋純子(54)細川たかし(56)安倍なつみ(25)の道産子歌手4人がノーギャラで出演、夕張市民1700人を招待する。同市出身の大橋は、故郷への熱いメッセージを寄せた。

 --夕張が寂しくなったことは感じていましたか

 大橋「数年前から映画祭などのイベントで来くるたび、活気のなさ、人通りの少なさは感じていました。昨年5月におじの家に寄った時は、まさかその1週間後に財政破たんするとは全く思わなかった。本当に驚きました」

 --以前は活気があった

 大橋「私が小、中学生のころはまだ人が多くて、毎日お祭りのようでした。うちは大衆食堂をやっていたんですが、いつも満員で父が『こんなにもうかっていいのかな』なんて(笑い)。近くにキャバレーもあり、夜になったら華やかなネオンがともっていましたね」

 --交流は絶えずあった

 大橋「実家はもうとっくにないんです。両親も亡くなり、数年前の区画整理で食堂があった通りもなくなりました。ただ友人は今もいます。昨年は中学時代の同級生を見かけて追っかけました(笑い)。この前手紙を交換したんですが、市役所にいる友人が白い目で見られ肩身が狭いとか言っているとか…」

 --曲に故郷への思いを重ねたことは

 大橋「夕張を直接歌ったものはありませんが、最初のヒットがデビュー3年後の『シンプル・ラブ』(77年)で、夕張や北海道の人にはもしかしたら『シルエット・ロマンス』などよりも一番思い出の曲かもしれません。母も一番好きだった曲です」

 --コンサートでは

 大橋「どういう形でやれるかわからないけれど、できるだけ夕張になじみのある曲を選びたい。あと、夕張を応援できる曲、(市民が)明るくなれる曲を歌えればと思います。(提案してくれた)千春さんに感謝しています」

 --思いを届けたい

 大橋「自分なりに夕張を元気にさせられるような応援の方法を考えています。作品(アルバム)を作って、少しずつ形にしていきたい。楽しみにしていてください」【取材・構成 本郷昌幸】

 ◆松山千春(足寄町出身) 希望を持ってもらえる支援をしたいと考え、どんな形でもコンサートはやりたかった。市街地を普通に歩いているじいちゃん、ばあちゃんから、ちょっと離れた山間地の人も出ておいでというコンサートにしたい。

 ◆細川たかし(真狩村出身) 道民としてできることは音楽、歌、そして演歌を歌って励ますこと。故郷、人を思いやり、人を大切にし、人を愛する。そんな気持ちを大事にしたいし、みんなで実感できればと思いコンサートに参加します。1日も早く、皆さんの力で夕張を再建できる日を楽しみにしています。

 ◆安倍なつみ(室蘭市出身) 同じ北海道出身のわたしが今回、夕張応援コンサートに出演させていただくことができて、とてもうれしいです。大先輩のみなさんとご一緒に、歌を通じて、夕張のみなさんに元気になっていただけるよう頑張ります。

 ◆大橋純子(おおはし・じゅんこ) 1952年(昭和27)4月26日、夕張市生まれ。藤女短大卒。上京後、アルバイト仲間とバンド活動をしていたが、日本人離れした歌唱力と音楽性が関係者の目にとまり74年、アルバム「フィーリングナウ」でソロデビュー。77年の「シンプル・ラブ」がスマッシュヒット、78年「たそがれマイ・ラブ」や81年「シルエット・ロマンス」92年「愛は時を越えて」などの大ヒットがある。

 ◆夕張応援コンサート 3月25日にゆうばり文化スポーツセンター(夕張・若菜2番地)で午後3時開場、午後4時開演。対象は夕張在住者、およびその家族。夕張市民に配布される専用応募はがき付きチラシによる申し込み者から抽選で1700人が招待される。問い合わせは同コンサートプロジェクト=電話011・631・8383へ。

[2007年2月27日10時22分 紙面から]

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