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ハナまでの天国へ続く地獄のような道
<連載・DJ NOBBY池田「アイランド・ブリーズ増刊号」>
このハワイに移り住んでから、1年に1度、僕が癒やしを求めて出掛ける場所があります。「おいおいノビー、ハワイに住んでいて、癒やしも何もないだろう?」という声が聞こえてきそうですが、でもこの場所で過ごす時間は、僕にとって究極の癒やしタイム。皆さんにもぜひ出掛けていただきたい場所です。
マウイ島東海岸の「ハナ」という小さな町をご存じですか? ニックネームは「へブンリー・ハナ(天国のようなハナ)」。天国だけあってそこに行くのは大変なのです。距離にすればマウイ島の玄関であるカフルイ空港からハナまではわずか80キロちょっと。でもドライブの時間は少なくても3時間は見ておいてください。というのも、ハナへ向かう道は本当にタフです。見通しの悪いカーブがなんと617もあり、さらに車が1台しか通れない橋が56カ所。天国へ行くためにはそれなりの覚悟が必要なんです。
何とかたどり着いたハナの町には世界中の旅行者から愛されている「ホテル・ハナ・マウイ」があります。26万平方メートルの広大な敷地の中にはコテージタイプの部屋がわずか93部屋。とにかくゆったりとつくられています。
海に面したシーランチ・コテージをはじめ、部屋はいくつかのカテゴリーに分けられていますが、どの部屋にも共通しているのはエアコン、テレビ、時計がないこと。ここでは時間がたつのを忘れ、大自然の中でひたすらのんびりすること。それがこのハナの最も基本的な過ごし方です。
僕はといえば、ひたすら本を読みます。意外に活字好きな僕は、ハナに行く前に、読みたい雑誌、書籍をかき集めます。日本からも取り寄せたりします。それを時にはお部屋の快適なソファに座りながら。時にはバスタブにお湯をためて。時にはお部屋のラナイのいすで。時にはプールサイドのデッキ・チェアで。時にはジャグジーの中で。気持ちのよいトレード・ウインドが甘い花の香りを運んでくるなか、ビールを片手に過ごせばまさに極楽です。これぞ「へブンリー・ハナ!」。
[2007年4月6日9時29分 紙面から]
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