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川村ゆきえ、女優として胸弾む日々

「どんど晴れ」の撮影を終え、女優として一回り成長した川村ゆきえ
「どんど晴れ」の撮影を終え、女優として一回り成長した川村ゆきえ

 NHK朝の連続テレビ小説「どんど晴れ」が、29日に最終回を迎える。初の連続ドラマ出演を果たした小樽市出身の川村ゆきえ(21)にとっても、大きなチャレンジの集大成。人生最大の挑戦の末につかんだものとは何だったのか? 半年間で成長した姿がそこにはあった。

 挑戦の始まりは突然だった。グラビア撮影の仕事を中心にこなしてきた中で、昨年夏のオーディション→9月に演技レッスン→10月にクランクイン。目まぐるしく環境が変わった。

 川村「演技はやったことがないに等しかったうえに、朝ドラという誰もが知っている作品で不安でした。こんな挑戦は今までの人生でもなかったですね。挑戦というと普通の人は受験を挙げたりするんでしょうけど、私は受験も手抜きだったので全然勉強しなかった。でもこうやって一生懸命になれるものが、今までなかったといえるかもしれません」

 初めて無我夢中で打ち込めるものができた。その真剣さが、心の中の不安を消していった。

 川村「台本を覚えられるかどうかも不安だったけど、やらなきゃいけないし、やりたいことだし。そういう時って人間ちゃんと頭に入るんですね。『勉強の時はあんなに暗記ができなかったのに』って自分の脳みそにびっくりしました。演技は初めてでしたけど、ドラマの中でも仲居として成長していく役だったので、そういうリンクした部分があったこともやりやすかった面かもしれません」

 しかしすべてが順調に進んだわけではない。ドラマの撮影には、セリフを話す以外の難しさもある。

 川村「仲居の役なので、食器を出したりする所作的なことや、お着物でのしなやかな動きも難しかったです。何年もやっている方とはやっぱり違う。実際に若おかみとして働いている方に来ていただいて教わったりしました」

 結果、そのすべての経験が自分の財産となり、人間として、タレントとして成長を遂げた。

 川村「他の仕事でも手をそろえて立ったり、しなやかにお辞儀をしたり、女性らしさが身に付いたと思います。演技でも、(セリフを)ただ覚えて(撮影に)臨むのではなくて、相手の返し方でリアクションが変わってきたりもする。そこでちゃんと会話ができているように見せるというのを心掛けました。最終回ではそういうところを見てもらえたらいいですね。最後の撮影でスタッフに成長したと言われた時はうれしかったです」

 半年前と比べて一回り大きくなった自分。そして、ここから新たな挑戦がスタートする。

 川村「いつかは自分らしさを出せる女優さんになりたいです。皆さんそれぞれに独自の演技を持っている。自分もそれを身に付けていきたいですね」【取材・構成 本間翼】

 ◆どんど晴れのあらすじ 横浜で育った浅倉夏美(比嘉愛未)が、婚約者・加賀美柾樹(内田朝陽)の実家である盛岡の老舗旅館「加賀美屋」で働くことになる。伝統と格式の中で孤軍奮闘しながら、1人の少女がおかみとして成長していく姿を描く。川村ゆきえ演じる松本佳奈は、夏美と同じく加賀美屋で働く従業員。年齢も近いことからよき理解者となる。

 ◆川村(かわむら)ゆきえ 1986年(昭和61)1月23日、小樽市生まれ。03年に芸能界デビューし、ヤングジャンプ制服コレクション準グランプリを獲得。その後も写真集、DVDなどを多数発売。07年4月から放送を開始したNHK連続テレビ小説「どんど晴れ」で連続ドラマデビューした。21日には、DVD「Silky Body Yuckey」(角川エンタテインメント)が発売予定。158センチ。O型。

[2007年9月19日9時49分 紙面から]

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