このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー


ホーム > 北海道 > ニュース


北海道メニュー

韓国が日本のAVノウハウを吸収

<連載・水野俊平の韓流おもしろ雑学>

 韓流ブームの初期に日韓共同制作のドラマがありました。女優の深田恭子が主演していたこの映画は韓国の男性と日本の女性が恋に落ちて、障害を乗り越えた末に結ばれるという内容。ベタな内容でしたが、当時としては初めての試みだったせいか、W杯の共催意識したのか「日韓友好の懸け橋になる」などと絶賛されたものです。

 でもAVの世界では、共同制作ドラマよりもずっと早くから日韓共同制作が行われていたんです。韓国にもAVがありますが、何しろこの分野では日本が世界最高水準。だから当然、韓国のほうで日本のAVのノウハウを吸収したり、日本のAV女優を招いて韓国の男優と「共演」させたりしていたんです。

 で、その草分け的存在がピンク映画・AV女優の林由美香さん。韓国ではAV大手のユーホプロダクションが作った「東京の人妻・純子」(00年)という作品に出演しています。おそらく、これが韓国のAVに日本人女優が出演した最初の作品ではないかと思います。日韓友好に寄与したかどうかは知りませんが。モノがモノだから、記念すべき日韓の共同制作映像であっても、全然話題にもされなかったんでしょう。

 林さんは主役脇役を合わせ200本以上のAVに出演するなど、89年のデビューから人気を博しましたが、05年6月に34歳で亡くなりました。その翌年には林さんの全業績を網羅した「女優・林由美香」という本も出ています。実は記念すべきビデオ「東京の人妻・純子」を、私も所蔵しています。ある原稿の資料にするために廃品ビデオ屋でゴミ同然の処分価格で売られていたのを買ったのですが、おそらく日本で所蔵しているのは私だけでしょう。当初はこんな貴重な映像とは知りませんでした。

 今、この林さんと韓国とのつきあいを描いたドキュメンタリー映画が作られています。製作は「あんにょんキムチ」「童貞。をプロデュース」などの挑戦的な映像で知られる在日監督の松江哲明氏。今年公開が予定されています。日韓友好の懸け橋どころか、韓国とのハダカのつき合いまでした林さんの姿を見てみてください。(おわり)

 ◆水野俊平(みずの・しゅんぺい) 1968年(昭和43)1月5日、室蘭出身。北海商科大教授。登別南高(現登別青嶺高)-天理大朝鮮語学科。90年に渡韓し、全南大大学院国語国文学科博士課程修了後、同大の日本語講師に。05年帰国、現在は札幌在住。CS放送フジテレビ「韓タメ!DX」に出演中。

[2008年1月25日9時24分 紙面から]

【PR】

関連情報

最新ニュース

記事バックナンバー

芸 能
社 会


このページの先頭へ