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レラカムイ北海道特集



安定、好環境を捨て挑戦

練習に励む桜井(左)らレラカムイ北海道の選手
練習に励む桜井(左)らレラカムイ北海道の選手

<レラカムイ北海道・連載「挑戦」(1)>

 日本バスケットボールリーグ(JBL)に参戦するレラカムイ北海道が、13日に三菱電機との開幕戦(愛知・名古屋市東スポーツセンター)を迎える。11日開幕のJBL参加8チーム中、唯一のプロチームとして注目を集めている。「レラカムイ北海道 挑戦」では、選手のプロチームにかける思い、ここまでの道のり、JBLにおける役割などを3回連載する。

 桜井良太(24)は思わぬ誘いに面食らった。5月中旬、日本代表合宿中のことだった。合宿地にはレラカムイ北海道のチーム運営会社の水沢佳寿子社長(45)がいた。折茂武彦(37)とともに誘い出された。東京・赤羽のカラオケボックス。1曲も歌わず、口説かれた。

 当時所属していたトヨタ自動車は環境は整っていた。一方、北海道は専用の体育館さえない。しかし、トヨタ自動車ではレギュラーを確保しておらず、より多くの試合に出場できることに魅力を感じた。「自分は若いので試合にたくさん出て経験を積みたかった」。北海道自体が成功するかどうかは分からない。それでも、このチームにかけた。

 リーグ唯一のプロという旗のもとに13人の選手が集まった。海を渡り、北の大地に来た理由はさまざま。ただ、現状に満足していないことだけは確かだった。リーグ最年長の折茂は「プロ」にこだわった。「職業欄にプロという言葉を書くのが夢だった」。北海道は基本的に1年契約。結果を出さなければ解雇されても仕方がない世界。このままトヨタ自動車に残れば、生活は安泰だったが、それを投げ捨てた。

 13人の前所属は日本バスケットボールリーグの最上部スーパーリーグ3人、日本リーグ5人、bjリーグ1人、大卒1人、外国から3人。寄せ集め集団ではあるが、勝利への意識はそのほかのアマ7チームには負けない。東野智弥監督(37)は「プロというのはチームの力。我々はその力を信じている」と話す。専用の体育館はない。スタッフも少ない。ないないずくめのチームでも、プロのプライドはある。それがリーグでは大きなアドバンテージになるはずだ。【北尾洋徳】

[2007年10月11日 紙面から]



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