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レラカムイ北海道特集



チームとフロント垣根ない、社長も進行役

練習に励むレラカムイ北海道のタイラー・ニュートン
練習に励むレラカムイ北海道のタイラー・ニュートン

<レラカムイ北海道・連載「挑戦」(2)>

 9月末、東野智弥監督(37)は、3泊4日分の荷物は入るキャリーバッグを転がして練習場に現れた。中には選手13人、スタッフ6人分のチーム名入りTシャツが入っていた。「レラカムイに来た以上、チームも組織も頑張る。素晴らしい感動をしてもらえる足跡を残さなくてはいけないから」。チームが一丸となればと思い、自費で製作した。

 JBL参加8チーム中、唯一の新規参入。経営ノウハウは確立されていない。公募で集められた運営会社社員は12人。プロスポーツチームの運営未経験者ばかりで、慣れない業務は毎朝9時30分から深夜12時を過ぎることもある。外国人の住居を探したのは東野監督。本来分業されていて当たり前のチームとフロントの垣根はなく、急ピッチでチームづくりは進められてきた。

 他チームにはない苦労も、すべてチーム運営を成功させるためだ。練習場所を確保するために、運営会社の水沢佳寿子社長(45)自ら北海道や札幌市に足を運んだ。今年3月から約20回。時に厳しい言葉も言われたが根気よく交渉を続けてきた。スポンサーを集めるため、会社回りも接待も自身で行った。イベントでは外部から人は雇わず、アナウンサー時代の経験を生かして進行役も務めた。

 企業チームとは違い、資金もスタッフも潤沢なわけではない。現在の経営状態は06年4月の運営会社設立時の予想より厳しいのも事実だ。水沢社長は「予定より厳しいから駄目だとは思っていない。私たちがプロチームの経営に慣れれば経営も良くなるはず」と信じている。開幕は目前。走りだした以上、簡単には止まれない。【北尾洋徳】

[2007年10月12日 紙面から]



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