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レラカムイ北海道特集



唯一のプロチーム北海道が成功のカギ

シュート練習に励むレラカムイ北海道の折茂
シュート練習に励むレラカムイ北海道の折茂

<レラカムイ北海道・連載「挑戦」(3)>

 9月中旬に東京都内で行われたイベントで、日本バスケットボールリーグ(JBL)の伊藤善文副理事長(62)は、レラカムイ北海道の折茂武彦(37)に真っ先に声をかけた。「JBLも移籍を歓迎する。頑張って欲しい」。唯一の新規参入で完全プロチームの北海道がJBL成功のカギを握っていると感じていた。

 JBLは当初プロリーグを目指していたが、プロアマ混合のトップリーグに変質した。北海道以外はプロと社員選手の混成企業チーム。プロ化を望んだオーエスジーが開幕前に来季からbjリーグ転籍を発表するなど、前途多難な船出となった。

 05年に日本リーグ最上部スーパーリーグに新規参入したプロの福岡が経営不振で途中撤退したこともあり、JBLでプロは成功しないという声もある。北海道の運営会社の水沢佳寿子社長(45)は「私たちの失敗は2度目の失敗。リーグの失敗とも表現される」と覚悟を明かす。来季からプロチーム栃木の加入が決定しており、北海道がつまずくとJBLの先行きにも暗雲が立ち込める。

 北海道はホームゲームの客単価を1500円と見積もり、1試合平均2000人入れば黒字と見込む。完全プロのbjリーグには同2000人ほどで黒字経営しているチームもある。20日の開幕・日立戦はすでに約3000枚のチケットを販売。水沢社長は「まだ私たちの詰めは甘い。楽観視できない」と営業に一層の力を入れる意向だ。

 リーグ唯一のプロで、地域に根ざした活動を展開する北海道が成功すれば既存チームがプロチームへとかじを切り、新規参入を希望するチームも増える可能性はある。伊藤副理事長は「トップバッターのレラカムイが成功してくれなければ困る」と話す。リーグ成功の命運を北海道が握っていると言っても過言ではない。(終わり)【北尾洋徳】

[2007年10月13日 紙面から]



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