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J2札幌FWフッキはレギュラーはく奪も

険しい表情で引き揚げるFWフッキ(右)
険しい表情で引き揚げるFWフッキ(右)

<練習試合:札幌8-1道都大(45分×3本)>◇3月31日◇札幌・宮の沢

 コンサドーレ札幌の新外国人FWフッキ(19)が、またやった。3月31日、札幌・宮の沢で行われた道都大との練習試合、1本目の主力組で出場したが23分、審判への異議でイエローカード。同11日の水戸戦の暴力行為による出場停止処分が明けたばかりの失態に、柳下正明監督(46)も激怒し、レギュラーはく奪の可能性を示唆した。開幕戦から対外試合全4試合で警告を受けるお騒がせぶりで、先発が予想される次節草津戦は本当に大丈夫?

 フッキはやっぱり問題児なのか。また同じことを繰り返した。1本目23分。フッキが右サイドから中央にドリブル突破を狙ったが、相手DFに倒された。主審の笛は鳴らない。すると勢いよく立ち上がり、主審をにらみつけた。両手を激しく動かし、ポルトガル語でまくし立てた。この30秒前のプレーで指導を受けていたこともあり、イエローカード。もうおなじみのシーンだった。

 予兆はあった。同14分、柳下監督から「動いていない」と指示を出されたフッキは「どうして」と言わんばかりに両手を広げた。ドリブル突破は試みるが、厳しいマークでシュートを打てない。同25分、中央で左足ゴールを奪うが、放ったシュート数は2本のみ。これだけでは満足できるはずもなく、練習試合とはいえイライラは募っていた。

 練習試合後、柳下監督はクラブハウス前で怒りをあらわにした。城福強化部長を呼び「次やったらおれは許さない」と激怒した。その後の記者会見でも「まだまだ続くと思うし、罰を言い渡さないと。次やったら、ゲームに使わないこともある」とレギュラーはく奪の可能性を示唆した。

 練習試合を含め開幕戦から出場した対外試合全4試合で警告処分を受けている。昨季所属した川崎Fでも公式戦12試合で6枚のイエローカード。チームメートも気が付いたときに、なだめ役に回っているが、悪癖は直る兆しが見えない。城福強化部長は「外国人は試合に出ないと意味がないのにこれでは使えない。両親が応援にきたり、何か新しい刺激が必要かもしれない」と困惑する。

 それでも決定力不足解消のために、19歳のエース候補は貴重な存在。不安材料を抱えたままリーグに臨むしかない。フッキも反省したのか「次の試合でやるだけ」とプレーに集中する姿勢を見せる。まずは先発濃厚の5日の草津戦で汚名返上するしかない。【長島一浩】

[2006年4月1日8時28分 紙面から]

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