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札幌完敗、守れず、攻められず…/J2

- 前半20分、札幌FW石井(右)は鳥栖MF高橋にはじき飛ばされる
<J2:鳥栖4-0札幌>◇第28節◇16日◇鳥栖スタジアム
弱い札幌にUターン? コンサドーレ札幌がアウエーで鳥栖に0-4で大敗した。5月14日のホーム神戸戦(1-6)以来の大量失点で、今季3度目の3連勝は幻に終わった。FWフッキ(19)不在の影響で歯車は狂い、得点王のFW新居辰基(22)に2ゴールを奪われるなど、前半だけで3失点とDF陣は崩壊。真夏のアウエー戦は2連敗となり、上位進出に暗雲が立ち込めてきた。
次戦へ希望の光が見えぬまま、力尽きた。試合終了後、自陣でMF芳賀、DF加賀、曽田が両手を両ひざに当て、下を向いて動けなかった。湿度75%、気温28・5度。ピッチ上に漂うべとついた空気同様、試合も不快指数が増す、屈辱的内容だった。順位は6位に落ち、3位仙台との勝ち点差は8に開いた。
開始から失点の連続だった。前半16、28分に最も警戒していたJ2得点王FW新居に2ゴールを奪われると意気消沈。同43分、後半22分にも失点。04年から4戦負けなしで無失点勝利を挙げていた鳥栖スタジアムでの不敗神話もこれで途切れた。柳下監督は「イージーミスをしてゴール前まで運べない。最後までゴールを目指して、鳥栖の方が走っている。やろうとしたことを逆にやられた」と振り返った。
今季10得点を挙げているFWフッキ不在が響いた。攻撃の手だてを失っただけではなく、前線でボールが収まらないことにより、プレスもかからず、守備面でも悪影響を及ぼした。ボランチの西嶋、金子が本来の斜めの位置になってスペースをカバーできず、DFラインが下がり、スペースは生まれた。そこを難なく突かれた。それが5月14日のホーム神戸戦以来の大量失点に直結した。
エース不在と見えない敵「暑さ」の壁を越えることはできなかった。フッキ不在のチームは1勝4敗で、この日札幌のシュート数は今季最少の6本に終わった。次節も出場できないが、主将のMF和波は「負けて悪いところが全部出た」と言う。真夏のアウエー戦はこれで2連敗。MF上里は「(暑さには)強い気持ちを持ってやり、ミスを減らさなければならない」と話した。こんな「無気力試合」をしていたら、勝利への道は遠のくばかりだ。【長島一浩】
[2006年7月17日9時30分 紙面から]
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