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J2札幌「育成」の言葉でごまかした結果
◆記者の目
コンサドーレ札幌のJ1昇格失敗は、柳下監督、選手、スタッフの現場だけではなく、クラブ全体の失敗でもある。若手を育成する5段階の強化計画の方針を掲げてから、今季で3年目。集大成となるはずのシーズン、強いチームには変ぼうしなかった。
国内でも海外でも若手主体に大きくかじを切って成功した例は少ない。今こそ5段階の強化計画の見直しを図る時期にきているのではないか。札幌の資金力は確かに潤沢とはいえないが、それでも運営費15億円はJ2では低い数字ではない。昨季の甲府はわずか6億円でJ1に昇格した。強化費を外国人の獲得にしぼるなど、やり方次第で成功できる好例だった。
プロチームの最大の命題は勝利を目指すこと、そのために最大限の努力をすること。1年1年の単年勝負が当たり前だ。札幌は、それが「若手育成」「長期計画」という隠れみのでぼやけてしまっている。大事なのは「強化」と「育成」のバランス。勝利からしか学べないこと、敗戦では育たない芽もある。難しい命題であるのは分かり切っているが、クラブ側には、克服しようという気構えが求められる。【札幌担当・長島一浩】
[2006年10月22日9時10分 紙面から]
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