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J2札幌・柳下監督が昇格果たせず退任

今季限りの退任が決まった柳下監督
今季限りの退任が決まった柳下監督

 コンサドーレ札幌の柳下正明監督(46)が今季限りで退団することが21日、決まった。20日にクラブ側に来季の指揮を執る意思はないことを伝え、了承された。柳下監督は単年契約の満了とともに退任となる。チームの再建を託され、04年に就任。3年目の今季は、至上命令のJ1昇格を逃し、現在7位と低迷している。その責任を取り、自ら決断した。

 柳下監督が、ついにチームを退くことを決意した。20日、城福敬強化部長(49)と来季去就についての話し合いを持ち、今季限りで退任するつもりであることを打ち明けた。柳下監督の意思を確認した城福強化部長は、すぐに児玉芳明社長(69)にその旨を説明し、退任が了承された。

 決意の日から一夜明けた21日、チーム練習後の会見で柳下監督は「クラブからオファーはない。今季限りとも言われていない。(去就について)社長に伝えている」と説明した。明言こそしなかったものの、進退についてクラブ側に伝えたことが発覚した。その後、児玉社長が「強化部を通じて監督からは『来季はやりません』ということを言われた。認めざるをえない。続投の要請はしない」と話したため、退任が明らかになった。

 柳下監督は今季、複数年を断り、単年契約を結んだ。退路を断ち、至上命令のJ1昇格を目指した。しかし、6試合を残して10月21日のホーム神戸戦でJ1昇格の可能性が消滅。特に第1クールから第2クールにかけては、10戦未勝利と停滞した。現時点で昨季より悪い7位と低迷している。

 来季の新監督について城福強化部長は「J1、J2で指導した監督、コーチや代表経験者などに声を掛けていきたい」と話すが、クラブはすでに候補者をリストアップしている。前京都の柱谷幸一氏(44)、大宮三浦俊也監督(43)ら複数の名前が浮上している。児玉社長は「柳下イズムを継続してできるような監督に託したい。なるべく早く決めたい」と話した。

 ◆柳下正明(やなぎした・まさあき) 1960年(昭和35)1月1日、静岡県浜松市生まれ。浜名高-東農大-ヤマハ発電機(現磐田)。現役時はDFとしてワールドユース選手権出場(79年)天皇杯優勝(83年)日本サッカーリーグ1部優勝(87年)。31歳で現役を引退。93年から磐田サテライトコーチ、トップチームコーチ、ユース監督、サテライト監督などを経て03年からトップチーム監督に就任し、同年度天皇杯優勝。04年札幌監督に就任した。04年は最下位、05年は6位。家族は妻と1男1女。

[2006年11月22日9時28分 紙面から]



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