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J2札幌に試練!草野球場でキャンプ

 野球場で合宿!? コンサドーレ札幌は22日から沖縄キャンプを国頭村(くにがみそん)でスタートさせるが、合宿地のくいなエコ・スポレク公園内の「ふれあい広場」は、なんと少年野球や草野球などで使用される野球グラウンドだった。芝生は外野の位置に限られ、付近に川もあってボールを使った練習は困難。三浦新体制は異例のキャンプ地での始動となる。

 こんなキャンプ見たことない。札幌が22日からスタートさせる沖縄キャンプの練習場所は、国頭村・くいなエコ・スポレク公園の「ふれあい広場」。これがとんだ代物だった。実は少年野球や草野球、ソフトボールなどで使用される野球グラウンド。内野部分はもちろん土で、外野は芝だが若干はげかかっている。

 球場の大きさもホームベースから右翼、左翼の距離は80メートル、中堅最深部まで90メートルと決して大きくはない。公園を管理、運営する国頭村役場社会教育課は「サッカーの合宿で使用するのは初めてです。ボールを使うのは難しいと思います」と困惑する。

 予定ではフィジカル中心のメニューだったため、野球場でも問題ないはずだった。しかし、三浦新監督は5日の就任会見で「フィジカルトレを行い、戦術練習もどんどん取り入れていきたい」と話しており、ボールを使った実戦練習なども行っていく方針。そうなると障害も出てくる。

 外野の芝部分に直線で四角形を取ろうとすると、縦、横ともに50メートルが限度。ゴールを置いた実戦練習は可能だが、手狭なことは間違いない。選手にとってもう1つの“敵”になるのが、付近を流れる比地川。球場フェンスの高さは約2メートルのため、ミスキックをするとボールは外に転々と…。ミスは許されない緊張の連続になる。

 沖縄合宿はスポンサー関連施設を利用することで、昨年第1次キャンプの宮崎より、200万円前後の減額を見込めるため、選択した。当初の予定は隣接する国頭陸上競技場で行う予定だったが、今年2月完成で芝生の状態を守るため、代替策で野球場に。26日からは、別の場所にサッカー場を押さえてはいるが、宿泊先から片道1時間以上かかるため、使用するかどうかは不明。沖縄キャンプは29日まで。それ以降は熊本に場所を移す。三浦俊也新監督(43)にとっては、いきなり試練のスタートになりそうだ。

 ◆札幌の過去の始動 創設した96年は、横浜・東芝磯子サッカー場で始動。当時はJFL東芝から移転したばかりで、チーム名もなかった。97年は宮崎、98年はメキシコでのキャンプからスタート。以後は8年連続で、地元札幌の施設で初練習を行っている。07年は9年ぶりの札幌以外の始動になる。

 ○札幌の主なキャンプ地

 ◆オーストラリア 96年のチーム創設初年度を含め、過去6度利用。キャンプ地はシドニー、キャンベラ、アデレードなど。ジョアン・カルロス監督時代の03年はシドニーに午前9時すぎに到着後、午後5時からスタジアムで初練習を行うなどハードな日程になった。

 ◆メキシコ、パナマ フェルナンデス監督時代のJ初挑戦の98年は同監督がプレーしていたメキシコとFWバルデスの母国パナマの2カ国4都市で約1カ月にわたり、実施。最終地のパナマでは同国代表と親善試合(2-1)を行い、海外合宿を打ち上げた。

 ◆沖縄・石垣島 岡田監督時代の99年は沖縄・石垣島到着初日に約300人の地元民が詰めかけ、岡ちゃん人気一色となった。気温20度以上の中、砂浜で早朝ランニングなどをこなした。

 ◆グアム 柳下就任1年目の04年は、グアムで初めて実施した。グアム入りの飛行機はプロ野球巨人のメンバーと同便だった。U-19(19歳以下)主体のグアム代表と練習試合(7-0)を行った。

[2007年1月16日8時55分 紙面から]

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