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札幌FWダビ待望初ゴ~ルで連勝!/J2

後半16分、札幌FWダビ(左)は頭で合わせ先制点を奪う(撮影・長島一浩)
後半16分、札幌FWダビ(左)は頭で合わせ先制点を奪う(撮影・長島一浩)

<J2:札幌3-0徳島>第3節◇17日◇鳴門

 コンサドーレ札幌のFWダビ(23)が、3試合目にして待望の初ゴールを決めた。後半16分、MF藤田の右クロスをヘディングで流し込み、決勝点となる先制点を奪った。開幕から2試合連続でシュートを1本も打てず、この日も前半2度あった決定機を外していたエースが、ついに結果を残した。チームは、後半20分にMF藤田の2試合連続ゴールで突き放し、同33分にはMF西谷の試合を決めるだめ押し弾で3-0と快勝した。

 後半16分、右サイドのMF藤田にパスを出したFWダビが、クロスが入ることを祈りながらゴール前に向かう。そこに、ドンピシャのタイミングでマイナスのセンタリングが届いた。

 体をかがめ、前のめりになった。不格好な体勢から必死に頭を合わせたシュートは、徳島GKをかわす浮き球となってゴールの左サイドネットを揺らした。「ピッチに出れば必ず、ゴールという結果を求められていると感じる。(開幕から)3試合目でやっと取れた。うれしい」。前半25、31分とGKとの1対1を決めきれなかった。そんな嫌な流れを断ち切れたのが、何よりうれしい。きれいなゴールではない。がむしゃらに前へと向かった結果だった。待望の初ゴールからは必死さが伝わってきた。

 来日後の練習試合でゴールを量産し、9試合不敗(4勝5分け)の原動力となった。だが、開幕後は期待を裏切った。3日の京都戦、10日の鳥栖戦ともにシュートは0本。23歳の誕生日だった鳥栖戦後は、深夜まで鈴木ウリセス通訳らと焼き肉をやけ食い。情けなさでいっぱいだった。支えたのは、今月下旬に来日予定のメイリアネ夫人(20)。電話で「点は取れていないけど、焦らないで。結果はいつかついてくるから」と励まされた。

 この日の1発で、期待をかけ、我慢して先発起用を続けた指揮官も報われた。15日の紅白戦では控えメンバーに降格させ、激怒した三浦監督だったが、その日の夕方に、わざわざ広報を通じて報道陣に連絡を入れた。「(動きが悪かったのは)ダビだけではない」。マイナスの記事に、エースが意気消沈することを気遣った。「起点になってボールもおさまり、チャンスもつくっていた。合格点かな」。この日の試合後は、心底うれしそうな笑顔があった。

 先制点で流れを引き寄せたチームは3-0で快勝した。04年12月から続いていた7戦連続未勝利の“四国の呪い”から解き放たれ、前節からの連勝で勝ち点6、得失点差をプラスへと転じた。試合後、初のヒーローインタビューを受けたダビは「ダビ、ダビ…」というやまないコールに、思わず口に手を当て、投げキスした。「ゴールを続けていけるように、努力していきたい」。契約満了の7月31日まで、残すは26試合。契約延長、成功を勝ち取るための道は始まったばかりだが、一筋の明かりが見えてきた。【長島一浩】

 ◆ダビ 本名ダビ・ジョゼ・シルバ・ド・ナシメント。1984年3月10日、ブラジル出身。4歳でサッカーを始める。セアラ-アラングアペ-イピタンガ-ビトーリア-ピアウイ(いずれもブラジル)。母国での愛称は「Cavalo(馬)」。家族は妻。血液型はO。183センチ、80キロ。

 ▼札幌の四国4県成績 04年12月19日の天皇杯●0-1磐田から7試合続いていた未勝利(4分け3敗)に、この日で終止符を打った。未勝利7戦は3得点6失点だったが、この日は1試合で7試合分の得点を稼いだ格好。Jリーグでの勝利はJ1だった01年3月17日の柏戦2○1以来。通算成績は5勝4分け6敗となった。

[2007年3月18日9時29分 紙面から]

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