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J2札幌三浦監督決断!初の当日移動

紅白戦で競り合うJ2札幌の選手たち。左からMF上里、FW中山、ダビ
紅白戦で競り合うJ2札幌の選手たち。左からMF上里、FW中山、ダビ

 コンサドーレ札幌があえて厳しい環境に身を置くことでジンクスを打破する。31日、ホーム室蘭で降格組のC大阪と対戦する。試合当日は三浦俊也監督(43)の判断で、室蘭開催初の当日移動を敢行。これまでの前泊は中止し、札幌から約2時間のバス移動で会場に向かう。03年10月から続く室蘭開催の連敗記録を「4」で止め、暫定ながら7季ぶりの首位奪取を目指す。

 札幌が自ら厳しい環境を選択し、勝利を手繰り寄せる。この日、31日のC大阪戦で室蘭開催としては初めて当日移動をすることが判明した。これまでの前泊を中止し、試合当日は札幌からバスで約2時間かけて移動することになった。

 過酷な移動を強いられる。三上強化部長は「室蘭はなかなか勝てていない。環境を変えてもいいんじゃないのかと監督に聞いた」と話し、最終的に三浦監督が了承した。札幌~室蘭は約135キロ。試合当日朝に札幌・宮の沢に集合後、会場に向かうが、2時間移動となれば、体にも負担はかかり、アウエー並みの環境といえる。それでも、当日移動としたのは、経費節減の面もあるが、03年10月25日の大宮戦から続く、室蘭開催4連敗中の嫌なジンクスを打ち破るためだ。

 選手も歓迎の姿勢を示した。GK高木は「山形戦の前日は、ホテルであまり寝付けなかった。物音もした」と“心霊体験”を語り、「自分の部屋の方が寝られると思う」と喜んだ。選手にとっては狭いホテルの部屋で休むよりは、慣れ親しんだ自分の部屋、家族と一緒に過ごすほうがリラックスできるようだ。当日は選手も少しでもリラックスできるよう、バスの中ではスーツではなく、ジャージー着用の策を講じることも考えられる。

 今季、三浦札幌はジンクスを次々と破ってきた。10日の鳥栖戦の札幌ドーム初戦初勝利、17日のアウエー徳島戦となった鬼門四国開催の8試合ぶり勝利。DF西沢は「ある程度、みんな、チームに対して危機感を持っていると思う。今年こそ結果を出さないといけないという状況を、みんな理解している」と選手の意見を代弁。勝てば暫定ながら、7季ぶりの首位に浮上する1戦。勝利のため、あえて苦難の道を選ぶ。【長島一浩】

[2007年3月30日8時51分 紙面から]

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