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J2札幌のXデー譲れない!各局が争奪戦

- ミニゲームで選手に指示を出す三浦監督
コンサドーレ札幌の今季、快進撃を受けて、北海道内のテレビ局が「昇格試合」放送権の争奪戦を繰り広げている。例年はゴールデンウイーク明けに後半戦(第3、第4クール)の放送日程を決める会議が行われるが、今年は各局が「Xデー」を見極めているため、開催が延び延びになっている。昨年までは地上波が放送する試合数に上限がなかったが、今年から12試合限定となり、どの局も“当たり”を引こうと躍起になっている。
J2で上位をキープし続ける札幌が、道内テレビ局の番組編成に影響を及ぼしていた。チームは現在8勝3分け2敗で2位をキープ、開幕から首位争いを演じている。前評判を裏切る? 活躍ぶりに、例年はゴールデンウイーク明けに行ってきた後半戦放送権を決める会議が、10日になっても行われていないことが分かった。
遅れている理由はある。昨季まで地上波の放送試合数に制限はなかったが、衛星放送のスカパーが全試合生放送する今季から地上波はホーム12試合までと限定された。札幌の地上波放送は前半戦で6試合決まっており、昇格争いが過熱しそうな後半戦の枠は「6」しかない。会議は各局が希望放送日を提出し、重なれば抽選で決めるためのものだが、各局が希望放送日を決めかねているのが現状のようだ。
ある局の関係者は「自社の編成状況を確認した上で、10月中旬から残り2試合ぐらいに集中するような気がします」と予想。別のある局は「後半戦は消化試合になるリスクもあって、そうなると視聴率が難しいので頭の痛い問題です」と打ち明ける。各局が昇格「Xデー」を推測しているが、現時点では判断材料が少ないため、決定を先送りしたいのだ。
年間12試合という地上波の上限からすると、道内6局に2試合ずつの計算になる。前半戦で中継しなかったUHBは後半戦2試合の権利があり、HBC、HTB、TVH、STVは残り1試合。NHKは前半戦で2試合を放送しているが、同局は「(後半戦の中継も)できないことはない」としており、何か“秘策”があるようだ。
各局がこれほどまでに「Xデー」を気にするのは、もちろん高視聴率が見込めるためだ。JFL時代の97年にJ昇格を決めた大分戦はNHKが緊急生中継して14・3%、J2の00年にJ1昇格を決めた湘南戦はTVHが中継し14・8%だった。6年ぶりJ1昇格となれば「2ケタ」は必至。ヒートアップするのも、当然か-。
[2007年5月11日9時25分 紙面から]
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