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J2札幌の「1-0=J1」勝利の方程式

- 選手の練習を見守る三浦監督
1-0辛勝がJ1昇格への必勝パターン!? コンサドーレ札幌は13日、アウエーでC大阪と対戦する。今季8勝のうち1-0は5度あり、C大阪戦も同スコアとなれば、開幕から14試合でチームのシーズン最多タイに並ぶ。三浦俊也監督(43)はJ2大宮を率いていた04年、リーグ最多となる10度の1-0白星を積み重ね、チームをJ1に導いた。04年大宮と今季札幌はそっくりで、チームに「三浦イズム」が浸透するほど、1-0勝利も増えるはずだ。
札幌が勝利の「1-0」方程式で、首位再浮上がかかるアウエーC大阪戦に臨む。三浦監督は12日、札幌・宮の沢での練習後、「いつも通り。先制点だけではありませんが、1点目が大きいでしょう」と試合展開を予想した。今季8勝中7試合で完封、1-0が5度ある。同スコアの過去シーズン最多が「6」ということを考えれば、13試合で「5」は驚異的なハイペースだ。
今季札幌は、さまざまな面で三浦監督が指揮を執っていた04年J2大宮と似てきた。大宮は1-0勝利をJ2最多の10度記録し、リーグ2位でJ1に昇格した。その姿がダブるのだ。
(1)中堅クラブ 札幌、大宮ともにJ1で優勝を狙えるビッククラブではない。J1定着が第1目標だ。資金的な問題から代表クラスのトップ選手は抱えられず、選手の「個の力」に頼らない組織的サッカーが必要。
(2)守り重視 計算できる守りからチームをつくる。約束事がキチンとしている4バックを採用し、中心になるセンターバックにはJ1クラスの外国人(ブルーノ・クアドロス=札幌、トニーニョ=大宮)。FWも「守らないストライカー」より「そこそこ点を取れる献身的なタイプ」で、札幌は11試合4得点のダビ、大宮は41試合15得点のバレー(現G大阪)。
(3)シンプルな攻撃 基本はカウンター。パスをつなぐサッカーはしない。180センチ以上の長身FWを前線に配置し、セカンドボール奪取率を高めることで決定機を増やす。セットプレーを生かす練習も日々、欠かさない。
DFブルーノが「グループとして自信がある」と言うように、三浦イズムが浸透するほど失点は減り「完封」は増える。ただし、攻撃は水物なだけに、複数ゴールでの「大勝」は難しくなる。C大阪戦も札幌の「安全第一」サッカーの完成度が高いほど、試合展開はつまらない!? だが、1-0で着実に白星を重ねていけば、04年の大宮のように最後に美酒が待っている。【長島一浩】
[2007年5月13日9時37分 紙面から]
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