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札幌が2万人ドームで今季初の連敗/J2

試合終了後、足早に姿を消す札幌・三浦監督(撮影・長島一浩)
試合終了後、足早に姿を消す札幌・三浦監督(撮影・長島一浩)

<J2:仙台1-0札幌>◇第40節◇15日◇札幌ドーム

 第4クールの出だしでつまずいた。コンサドーレ札幌は3位仙台に0-1で敗れ、今季初の連敗を喫した。FWダビ(23)が体調不良のため急きょ欠場。初めて2トップを組んだ中山元気(26)とイタカレ(20)は決定機をほとんどつくれず、守ってはミスから失点した。2試合連続無得点も今季初で、2位京都との勝ち点差は3、3位仙台とは7に縮まった。J1昇格へ、勝ちきれない試合が続いている。

 勝利を信じて集まった今季最多2万2303人のサポーターに待っていたのは、完敗という厳しい現実だった。3位仙台との大一番で今季初の連敗。三浦監督は「多くのファンに来ていただいた中で勝てなかったのは残念。先制点が大事だった」とうつむいた。対仙台は05年以来、10試合ぶりの敗戦となった。

 順調にまわっていたはずの歯車が、少しずつ狂い始めた。リーグ最少30失点の鉄壁を誇った守備陣にミスが出た。0-0のこう着状態で迎えた後半1分、DF曽田と相手FWが競ったボールがMF大塚の前に転がる。DF池内へのバックパスが中途半端な強さとなり、FW万代への絶好の“ラストパス”になってしまった。「イージーミスをしてしまってチームに申し訳ないです」。猛省した大塚だが、試合が進むにつれてこの1点が重くのし掛かった。

 決定機すらほとんどつくれなかった攻撃陣にはドタバタもあった。この日朝、風邪が快方に向かっていたはずのFWダビから「出場は難しい」という連絡が入った。午前中に練習をしていたFWイタカレを急きょ呼び寄せた、FW中山との2トップ。しかし初顔合わせの2人は仙台ゴールへと迫ることができなかった。1-0勝利が方程式だった三浦札幌が、初めて味わう0-1負けだった。

 その仙台ゴールを守っていたのが今季途中に放出したGK林だったというのも皮肉だ。札幌はGK高原のけがもあって、J1横浜からGK富永を電撃的に獲得したばかり。チーム強化面での歯車にも少しの狂いが生じていた。

 2位京都との勝ち点差は3、3位仙台とは7に縮まった。それでも曽田は「まだアドバンテージがあることを理解して戦っていきたい」と話し、中山も「自分たちのサッカーを疑うことなく続けていきたい」と同じ方を向いた。首位に立っている事実は変わらない。選手間の歯車だけは、まだがっしりとかみ合っている。【本間翼】

[2007年9月16日9時39分 紙面から]

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