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J2札幌がスペシャル守備シフトで奪勝利

- MFカウエ(右)に個別で指示を出す三浦監督
J1昇格へもう負けられないコンサドーレ札幌の三浦俊也監督(44)が、10日のアウエーC大阪戦でガッチガチのスペシャル守備シフトを敷く。左サイドハーフには、攻撃的なMF西谷正也(29)に代えて、リーグ戦は約1カ月ぶりの出場となるMFカウエ(21)が起用されることが濃厚。本職はボランチのカウエに期待するのは守備力。ディフェンス最優先で悪い流れを断ち切る。
ちりっちりの“ボンバーヘッド”が、レギュラー組のビブスを着てピッチを駆け回った。右ひざを痛めていたカウエが、9月2日の愛媛戦以来、6試合ぶりにリーグ戦に出場する。三浦監督は「戦術的なこと(を考えての起用)です。今のチームの現状を考慮した」と説明。前節の東京V戦は今季最多の5失点。チーム立て直しのキーマンに、7日の天皇杯・TDK戦で復帰したばかりのカウエを指名した。
大胆な決断だ。第4クールに入り1勝3敗、最近7試合で勝ち点が4しか伸びていない三浦札幌。スタメン変更も当然の策だが、カウエに代わってベンチを温めることになるのは、多彩なパスで攻撃を構築してきた西谷。攻撃の核を失ってでも、本職がボランチのカウエを左サイドで起用することを選んだのだ。
前節の大敗が引き金だ。東京V戦は前半1分、14分と立て続けに失点。1点を守りきる自分たちのサッカーがまったくできなかった。三浦監督は「今のサッカーは先取点が重要」と話した。今季先に点を許した試合は2勝2分け8敗の勝率・200。ガッチリと守ることで、連勝していたころのいいリズムを取り戻す。
相手の勢いを受け止める意味もある。同監督が「今J2で一番状態のいいチーム」と警戒するC大阪は、最近7試合で6勝1分け。7試合連続得点中の強力攻撃陣の猛攻にまずは耐え、やがてくる反撃の機会に備える作戦。カウエも「しっかりとした守備をしたい。いいところでボールを奪ってカウンターにつなげたい」と役割は理解している。昇格へ向けて正念場となる大事な一戦。勝利のためにカメになる。【本間翼】
[2007年10月10日9時9分 紙面から]
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