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J2札幌が12・1最終決戦へ特例対応導入

フィジカルトレで縄跳びをする左からFWダビ、MF西谷、藤田
フィジカルトレで縄跳びをする左からFWダビ、MF西谷、藤田

 コンサドーレ札幌の選手、フロントが27日、大一番を前に邪念を生まない「環境整備」をすることで合意した。Jリーグでは30日までに各クラブが来季契約について所属選手に提示するルールがあるが、今季に限っては選手会とクラブ側が(1)戦力外の選手にはできるだけ前倒しで通達(2)来季契約する選手でも年俸提示は行わない、の特例を決めた。例年30日に一斉に行っていた契約更改に配慮することでチームの士気を高め、12月1日水戸戦への動揺を封じ込む構えだ。

 「チームが1つになれない状況になる。不安要素というか、早めに(昇格が)決まってほしかったのは、これ(契約更改問題)があったから」。三浦監督が気にしていた「12・1」前日の「11・30」問題について、選手とクラブが歩み寄った。強化部と選手会が26日に話し合って合意した結論が、この日、曽田選手会長から選手たちに伝えられた。1つは来季戦力外選手への通告前倒しであり、もう1つが年俸提示の先送りだった。

 選手サイドにしてみれば、水戸戦前日に戦力外通告というタイミングは最悪だった。仮に自身が来季契約組だったとしても、チームメートが戦力外となれば心中穏やかでいられるわけがない。ある選手は「とにかく早くしてほしかった」という。三上強化部長は「難しい部分はあるが、決まったらいち早く伝えたい」とし、札幌では過去にほとんど例がない期限前日29日にも当該選手に伝えることにした。

 クラブが選手に提案したのが、来季契約選手への年俸提示先送りだった。来季J1なのか、それともJ2のままなのかで提示額は変わる。しかも、選手にとっては今季のパフォーマンスに対する評価だけに、金額の多少にかかわらず平静ではいられない。この点については選手会側が「気にならない」と合意したことで、30日までに金額未記入のまま選手に提示されることになった。

 だが、どちらも特例対応だけに、来季のチーム編成に影響を及ぼすのは間違いない。5人前後が予想される戦力外通告については、思い切った判断が、特に今季ある程度活躍している選手に対してできにくいのも事実。三上強化部長は「J1で安定した戦いをするのに必要か、そうでないかを基本線に決めたい」と説明するが、強化部は30日まで悩み、眠れない日が続きそうだ。【長島一浩】

[2007年11月28日8時40分 紙面から]

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