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札幌が室蘭大谷FW宮沢と仮契約結ぶ

- 札幌のユニホームに袖を通した室蘭大谷FW宮沢裕樹(中央)は笑顔を見せる
反町監督、僕を見ていてください-。コンサドーレ札幌が10日、室蘭大谷FW宮沢裕樹(18)の加入を発表した。この日、同校で札幌と仮契約を結び、記者会見に臨んだ宮沢は、クラブ史上3人目となる高卒ルーキーでの開幕スタメンを誓った。プロ1年目の来季は五輪イヤー。全国屈指のストライカーはクラブでの飛躍と同時に北京五輪の代表入りを目指す。
大物ルーキーが初々しい18歳の素顔を見せた。この日、同校で行われた仮契約後の記者会見。宮沢はテレビカメラ6台、無数のフラッシュを浴びた。質問に何度も下を向き、小声で話すのが精いっぱいだった。テレビ局の報道陣から「抱負をもう1度」と要求されるほど。しかし、目標は明確だった。「試合に出たいというのはだれよりもあるし、早く出たい」。プロと戦う場所が変わっても試合に飢えていた。それも狙うのは開幕スタメンだ。
ハードルは高い。高卒ルーキーの開幕スタメンは札幌の歴史でも96年FW吉原、04年MF鈴木しかいない。それでも、三上強化部長は「ポテンシャルは高いし、ベンチ入りの18人の枠に入れるチャンスは十分にある」と言い、佐藤強化担当も「高いレベルに入ったら、順応できるタイプ」と期待した。し烈なFWのスタメン争いに割って入る可能性は十分にある。
開幕戦から存在を示すことで、その先にある北京五輪への道は近づく。「それ(北京五輪)に向けて自分はうまくなりたい。結果を出したい。みんな(北京五輪に)出たいと思う」。J1の舞台は日本サッカー協会の関係者が多く視察するため、試合に出ることがアピールにつながる。反町ジャパン入りへ、飛び級での招集を狙う。
日の丸が宮沢を変えた。06年7月にU-17(17歳以下)日本代表に初選出されたとき、参加自体を迷った。内気な性格で知らない選手とプレーするのも気が引けたからだ。しかし、何度も日本代表に招集され、国際試合を経験するにつれ、意識は変化した。加藤監督は「上の舞台でやることで、上を目指すようになった」と言う。向上心を身に付け、たくましさは増していった。
すでにJ1の舞台をイメージしている。「J1のすべてのチームと対戦したい。たくさん点を取れる選手になりたい」。その前に30日に開幕する全国高校選手権が控える。今度は札幌の宮沢としてもアピールする。【長島一浩】
[2007年12月11日9時1分 紙面から]
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