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札幌三浦監督が続投要請も契約を保留

- 契約更改交渉を終え、厳しい表情の三浦監督
コンサドーレ札幌の三浦俊也監督(44)に進退問題が浮上した。18日、札幌市内の事務所で初めて来季契約についてクラブ側と話し合いを行い、続投要請を保留した。来季、目標のJ1残留を果たすと同時に、長期間J1で戦えるためのクラブの資金力とビジョンを疑問視。今後、クラブは継続的に交渉を進めていくが、強化費の増額などの抜本的な改革は難しく、進退問題は長期化する可能性が高まった。
心の中に閉まっていた思いをストレートに発した。三浦監督はこの日、札幌市内のクラブ事務所で強化部と初めて来季の契約について交渉。続投要請されたが、首をタテには振らなかった。約2時間、来季ビジョンなどを聞いたが、満足できる答えはなし。交渉後、自分から報道陣に、抱えている不安を語り始めた。
三浦監督「昇格して、降格してという過ちを繰り返したくはない。J1で定着するチームをつくるには(資金が)必要。J1で資金的に最下位で何年も残留させるのは現実不可能。落ちたらオレだっていない」
来季の目標はJ1残留だが、来季の強化費はJ1最低レベルの約8億円。この日の交渉中「それだけで(J1残留が)大丈夫とは思ってないよね」とクラブ側に苦言を呈したという。資金力の乏しい横浜FCは1年、甲府は2年でJ2に降格した。この2チームのようになる可能性があったからこそ、思いを口にした。
三浦監督「3年連続(07年昇格、08年残留、09年残留)で奇跡は起こらない。不安をいったらきりがない。自信を持てるところがない。個人のレベルも。2年、3年後と」
長期的なビジョンも疑問視した。J1定着を狙う札幌の今後の資金確保についても不安を抱いている。若手は着実に成長しているが、それだけでチーム力が格段に上がるわけではない。欧州で上位争いをしているのは金銭的にも体力のあるクラブ。自分の手腕だけですべてを解決できるわけではなく、安直に続投を引き受けられなかった。
進退問題は長期化する可能性が高まった。三浦監督は「やるからには降格したくはない」と言う。今後、クラブは継続的に交渉を進めていくが、強化費増額などの抜本的な改革は難しい。交渉に当たった三上強化部長は「(溝は)埋められるものだと思います。何かは言えませんが監督から宿題をもらっている。解決できれば」と、好転することを期待したが、簡単に解答を見つけられる問題ではない。
[2007年12月19日9時9分 紙面から]
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