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札幌MFディビッドソンがボランチ獲る!

- パスを出す札幌MFディビッドソン
【グアム1月31日=北尾洋徳】「三浦門下生」が真価を発揮した。コンサドーレ札幌は東京と練習試合を行い、1-1で引き分けた。主力組のボランチに入った新加入のMFディビッドソン・純マーカス(24)は、体を張った守備で東京に好機をつくらせず、再三ゴール前にも顔を出し、攻撃でもチャンスを演出した。大宮時代に3年間、三浦俊也監督(44)の下でプレーし、理論を知り尽くした男が激化する定位置争いから、一歩抜けだした。
ディビッドソンが東京の中盤を封じ込んだ。同じボランチを務めた日本代表候補の徳永の前に、ことごとく立ちふさがった。激しく体をぶつけてボールを奪い、決定的なチャンスをつくらせない。シュート4本、無失点に抑える原動力になった。「(東京は)自分たちの間を崩してくる。11人が徹底的にディフェンスをやらないと」。言葉通りの粘り強い守備を貫いた。
攻撃でも存在感を示した。好機とみるや前に出て、前線に好パスを供給した。43分にはゴール前のこぼれ球に反応し、右足を振り抜いた。得点には結び付かなかったが「2列目から攻撃参加できれば、攻撃のバリエーションも増える」と積極性をみせた。
今季のボランチは展開力もあるアルセウが、現時点でレギュラー“当確”。残り1枠を昨季主将の芳賀らと争う。戦いは厳しいが、ディビッドソンには1つの利がある。大宮在籍時、三浦監督に素質を見いだされ、04年後半から出場機会を得、05年にはレギュラーとして30試合に出場した。三浦監督と3年間をともにし、目指すスタイルは熟知している。「まず守備のバランス。そこから前へのアプローチとカバリングが求められる」と三浦監督の描くボランチ像も、的確に口にできる。新加入とはいえ、戦術理解度で他に遅れはない。
この日の動きを見た三浦監督が「まだ個人で頑張っている。組織でやれば守備にアグレッシブな彼の良さが出る」と話すよう、期待も伸びしろも大きい。過熱する定位置争いにも「サラリーマンでも一般の人でも競争があるのは同じでしょ」とサラリと言ってのける。初のJ1との実戦を終え、戦いに勝ち抜く確かな手応えは感じている。
[2008年2月1日9時29分 紙面から]
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