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DFとして真の手応え「力出せる」/連載

東京DF徳永と競り合いヘディングシュートを打つ札幌DF曽田
東京DF徳永と競り合いヘディングシュートを打つ札幌DF曽田

<連載「もう1度あの舞台へ」(2):DF曽田雄志(29)>

 02年10月27日鹿島戦、延長Vゴールで2-3と敗れた。2年目の曽田は、何もできないままベンチでJ2降格を味わった。「喪失感だけがあった」。出場28試合で4得点。大きく飛躍した1年だったが、結末は悲劇だった。

 現在のチームでただ1人、降格を知る。札幌一筋8年目。03年に本格的にFWからDFに転向してからは、身体能力を生かした空中戦の強さを武器に、毎年35試合以上に出場してきた。サッカー選手としてキャリアを重ねながら「ゲームに使ってもらっている以上、直接的な責任がある」と、J1復帰を逃すたび、悔しさを味わってきた。

 DFとしての迷いも消えなかった。「DFはFWと違い、リアクションの動きが多い。よく『FWの気持ちが分かるでしょう』と言われたが、自分のスタイルを見つけるまで大変だった」。自信を付けたのは昨季だった。初めて取り組む4バックに対応。守備を重視する戦術も理解し、自己最多45試合に出場。J2優勝と結果も得、DFとして真の手応えをつかんだ。

 6年ぶりのJ1を心待ちにする。「J1での経験とは差があると思うが、J2でやれることはやってきた。J1でも遜色(そんしょく)なく力を出せるのではないか」。J1への移籍を考えたことは1度や2度ではないが「今いるチームで評価されるのが一番」と札幌に残った。サポーターの思いも知っているから、復帰を決めた瞬間は「恩返しができた」と安堵(あんど)した。サッカー選手として脂が乗りきって迎える今季、開幕が待ち遠しい。

[2008年2月1日9時32分 紙面から]

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