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札幌FWノナトが「スパルタ指導」に悲鳴

- 左横をパスで通される札幌FWノナト(左)
【グアム1日=北尾洋徳】ぽっちゃりFWノナト(28)が、三浦俊也監督(44)の「スパルタ教育」の標的となった。コンサドーレ札幌はこの日、1月31日の東京戦の“復習”を行った。前線からプレスをかけられず東京に中盤を支配された反省から、FW陣の守備面での役割を繰り返し確認。これまで渡り歩いた8チームで守備は求められてこなかったノナトは、指揮官の徹底指導に悲鳴を上げた。
三浦監督の怒声がピッチに響き渡った。「FWがまったくノーディフェンスだ!」。「ジョギングしない!」。「さぼんな!!」。どんどん大きくなる声の先にいるのはノナトだ。10対9で行われたゲーム形式の戦術練習で、周囲に言われるがままボールを追った。攻めと守りが交代してもノナトだけは「守備組」からの“脱出”が許されず、約40分間守りっぱなしだった。
練習後には憂うつそうな表情で「今までいろいろなチームでやったが、ここまで守備を求められたことはない。戸惑いがある」と弱音をこぼした。昨季プレーしたフォルタレーザ(ブラジル)など、これまで所属した8チームでは攻撃優先で高い位置に張っていればよかった。相手選手を追って自陣まで下がる必要は、ほぼなかった。
札幌ではFWといえども、守備が求められる。昨季はFW中山が守備での貢献を認められ、45試合に出場。FWとしては物足りない6得点ながら高く評価された。シュートのうまさを買われて入団したノナトだが、前線から圧力をかけられなければ出場機会も得られない。
1月31日の東京戦ではノナトの守りが不十分だったことから、相手中盤がパスを好き放題回すきっかけをつくった。物足りない運動量に対して、三浦監督からは「まだ走れない。もう少し体が絞れないと、日本のサッカーでは通用しない」と減量指令。今合宿に入って約3キロを減ったが、ベスト77キロからは、まだ5キロほど重い。三浦監督に「あと1カ月で何とかする」と約束したぽっちゃりFWは、合宿中に守備力向上を目指す。
[2008年2月2日9時37分 紙面から]
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