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降格筆頭候補に反発、下馬評覆す/連載

- 練習中に選手の様子を見詰める札幌三浦監督
<連載「もう1度あの舞台へ」(5):三浦俊也監督(44)>
【グアム3日=北尾洋徳】コンサドーレ札幌の三浦俊也監督(44)が、自身3季目となるJ1舞台へ向けての思いを語った。前任の大宮では05、06年とJ1で戦い残留へと導いた。その手腕は高く評価されているが、札幌で初の挑戦に、周囲の評価は低い。ただ「最下位候補」という声は認めながらも、反発心は忘れていない。J1定着を果たすために何が必要か。そのために何をすべきか。頭に描くプランを、単独インタビューの場で明かした。
三浦監督にとって2年ぶりとなるJ1。大宮を率いた過去2年とは、まったく違った思いで臨む。
三浦監督「今度は3度目。J1での監督経験のなかった当時と今では、経験が違う」
戦力的な苦しさは感じている。今季の強化費はJ1最低レベルの約8億円。降格筆頭候補という声も否定しない。「力的には格段に上がらないと残留は厳しい」と漏らす。ただ勝敗は金や個々の能力で決まるわけではない。チームとして1つになることで、前評判を覆せる自信もある。
今季獲得した10選手中、MFアルセウは柏を戦力外となった男。J1でくすぶっていた選手も多い。
三浦監督「J1でやりたいという強い気持ちがある若い選手や、J2が長い選手、J1にいても試合に出ていない選手が集まっている。エネルギーのある選手の力をどう持っていくかだと思う」
晴れ舞台に飢えた者には、強い思いもある。その力をまとめ上げられれば。想像以上のパワーが、J1で戦う上での武器になると考えている。
三浦監督自身もJ1への思い入れは強い。初めて指揮した05年は13位。「無我夢中。J1で戦うことが目標だった」。2年目は攻守とも手応えを感じ7位という目標を立てたが、計算していた新外国人のグラウが7月末で退団。「留められていれば目標は達成できた」。悔いを残したまま12位でシーズンを終えた。味わったさまざまな経験は、札幌で生かしにいく。
1年で昇格させてJ1に臨む今季「三浦色」からの脱却も目指す。
三浦監督「日本では半分くらいのチームが、監督が代わればチームの色が変わる。そうではなく、誰が監督でも変わらないチームづくりが必要。監督頼みのチームであってはいけない」
将来的なビジョンへ、今季はまず「中位、残留が具体的目標」と言う。昨季手応えをつかんだ守備力のさらなる向上と、得点力アップは不可欠と、レベルアップへ細かな指示を送り続けている。「日本のトップリーグで、またやれる喜びを感じてます」。笑顔で話す頭の中には、目標達成へのプランが、着々と築かれている。(おわり)
[2008年2月4日9時27分 紙面から]
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