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札幌が昨季15位大宮にいいところなく完敗

1本目27分に大宮・藤本と接触したMFアルセウ(右)は、退場を命じられる
1本目27分に大宮・藤本と接触したMFアルセウ(右)は、退場を命じられる

 【グアム6日=北尾洋徳】コンサドーレ札幌が課題だらけの敗北を喫した。大宮と練習試合を行い、0-2で敗れた。守っては相手中盤に細かくパスをつながれて押し込まれる。攻めても早いプレッシャーの前に、パスミスを繰り返した。1本目27分には、攻撃の形ができずイライラを募らせたMFアルセウ(23)が退場となるなど、いいところなし。三浦俊也監督(44)は昨季リーグ15位相手の完敗に「残留は厳しい」と危機感を募らせた。

 思い通りのプレーができない。そのうっぷんが思わぬ形で爆発した。1本目27分だった。アルセウがパスを出した直後の大宮MF藤本の腹部に、いきなり蹴りを入れた。主審からは退場を命じられ、相手選手からは罵声(ばせい)を浴びた。「ボールをキープできず守備に回ることが多く、攻撃の形もつくれずイライラし、あのようなことになってしまった」。大宮にほんろうされ続けた、この試合を象徴する出来事になってしまった。

 開始直後から押し込まれた。中盤に細かくパスをつながれ、対応に追われ続けた。8分にはゴール前のこぼれ球をノーマークMF小林慶に決められ、先制点を献上した。攻めても早いプレッシャーに苦しみ、パスミスを連発。トラップミスや空振りといった、初歩的なミスまで出てしまった。

 昨季J1で15位と、ギリギリ残留を果たした相手に、いいところなく完敗を喫した。三浦監督は「10位以下の相手に通用しない。残留はかなり厳しい。覚悟しなければならない」と険しい表情で話した。MF岡本も「相手守備のプレッシャーにいなされた」と違いを痛感した。

 ただ悲観する材料ばかりでない。大宮の1本目のメンバーは昨季リーグ戦とほぼ同じ。札幌は昨季も主力を務めていたのはFWダビ、MF藤田、芳賀、DF曽田の4人だけ。新加入選手も4人出場と、連係面などはまだまだ。対外試合3戦目、チームとしての形ができきっていない状況では致し方ない結果ともいえる。

 三浦監督も状況は理解している。J1勢との練習試合2戦を終え、1分け1敗。「(1月31日の)東京と大宮と札幌との違いはチームとしての統一感」と言う。組織力さえ高まってくれば、違う結果になってくるはず。残り6日のグアム合宿、15日からの熊本合宿で、見えた課題を1つ1つクリアしていくしかない。

[2008年2月7日9時20分 紙面から]

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