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札幌が「脱アルセウ」の新スタイル模索へ

- ストレッチをする選手を見詰める札幌・三浦監督(左後方)
【グアム8日=北尾洋徳】コンサドーレ札幌が「脱アルセウ」に着手した。この日、グアム合宿で初めてアーリークロスからのシュート練習に取り組んだ。攻撃の核と期待していたボランチのアルセウ(23)が7日に契約解除になり、新チームが取り組んできた中盤での素早いパス回しから崩す攻撃スタイルは難しくなった。新たな補強については未定のため、まずは昨季も多用したロングフィードからのカウンターの精度を高める。
札幌が攻撃の再構築を始めた。この日の練習で、攻撃陣は今合宿で初めてアーリークロスからのシュート練習に取り組んだ。守備陣はつけなかったが、相手DFがゴール前に戻り切る前に、その背後にボールを出し、駆け上がった選手が合わせる形。繰り返し試すたびに、三浦俊也監督(44)から「スペースに(パスを)出せ」と大声で指示が出された。
今合宿では7日に契約解除になったMFアルセウ中心のチームづくりを進めてきた。ボランチに1度ボールを預け、そこから両サイドに展開、または中央で細かくパスを回しシュートにつなげる攻撃。カウンター一本やりの攻めからの脱却を模索していた。だが、アルセウの退団で、現時点でボランチのレギュラー筆頭候補はMF芳賀とディビッドソン。三浦監督が「守備はマーカス(ディビッドソン)、芳賀のほうがいいが、攻撃能力は落ちる」と話すように、試していた攻撃の形はキーマンを失ってしまった。
ただ、すべてが白紙になったわけではない。ここまでの練習試合3戦で、新加入のDF坪内が果敢に左サイドを駆け上がったように、昨季チームにほとんどなかった「DFの攻撃参加」というオプションは増えている。9日に練習試合を行う新潟はサイドバック、サイドハーフを高めに張らせた攻撃的な布陣を敷いてくると予想される。新潟DFの裏を取れるか否かを試すには格好の相手だ。
15日からの熊本合宿でも練習試合が4戦予定されているが、J1勢との対戦はない。新潟戦が開幕前最後の“J1とのガチンコ”になる可能性は高い。1月31日東京、6日大宮との練習試合を振り返り、三浦監督は「東京、大宮のほうが間違いなくハードワークしている。うちのチームがやっていかなければいけないこと」と話した。アルセウなしで見つけなければならない新スタイル。模索が始まった。
[2008年2月9日9時28分 紙面から]
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