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北京五輪のために移籍決断/連載

北京五輪の代表入りを目指す札幌DF平岡
北京五輪の代表入りを目指す札幌DF平岡

<NEW FACE~J1への挑戦(7)「DF平岡康裕(21)」>

 北京への扉を開くためにやって来た。「(五輪)本大会に少しでもチャンスがあればと考えた」。U-18、21の日本代表経験があり、昨年1月のU-22カタール国際UAE戦では日本の唯一の得点を挙げた。しかし昨季、清水では同年代のDF青山の陰に隠れ、出場わずか3試合。五輪代表入りへ、移籍を決断した。

 清水商高の先輩MF小野(ボーフム)が04年アテネ五輪で活躍する姿にあこがれた。「今年1年のレンタルで(同世代と)勝負したい」。代表入りには所属チームでの試合出場が不可欠と考えている。

 サッカー人生の転機は、清水商高1年の時にもあった。部員100人以上の中で25人しかいないトップチーム入りを果たしたが「練習がきつくて辞めようか、と思った」。2週間ほど部を離れたが、大滝雅良監督(56)に「戻るか否かは自分次第」と突き放され、考え直した。2年の国体で4強、3年では優勝メンバーとなった。

 体の線が細いため当たりは強くないが、頭脳的なポジショニングで評価を高めてきた。札幌では本来のセンターバックだけでなく、右サイドバックでも起用されている。「攻めも好きですし(サイドで)『出ろ』と言われれば出る」。それが北京につながると信じている。

 ◆平岡康裕(ひらおか・やすひろ) 1986年(昭和61)5月23日、静岡県富士宮市生まれ。富士宮富士根北小2年でサッカーを始め、富士宮富士根北中では野球部に所属しつつ、クラブチーム「NFC」でサッカーを続ける。清水商高を経て05年清水入り。06年4月12日ナビスコ杯広島戦でデビュー。J1通算7試合出場無得点。182センチ、65キロ。家族は両親と姉。

 ◆DF平岡の“ここが一押し” 球技は何でも持ってこいだ。富士宮富士根北中ではサッカー部がなかったため野球部に所属。主にサードを守り、投手経験もある。クリーンアップを打ち、ランニングホームランも2本記録した。現在、高く上がった球の処理を得意とするのは「落下地点は分かりやすい。野球の影響? あるかもしれませんね」と笑った。

[2008年2月11日9時4分 紙面から]

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