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札幌が韓流“整形”で肉弾サッカー導入へ

ヘディングをする札幌MF鄭(右)
ヘディングをする札幌MF鄭(右)

 札幌を“韓流”に改造する。コンサドーレ札幌の三浦俊也監督(44)は熊本合宿4日目となった18日、激しいコンタクトプレーと、速いカウンターサッカーを融合させた新スタイルへ路線変更を図る方針を打ち出した。ボランチのアルセウ退団で、短いパス回しから崩す「人もボールも動くサッカー」は一時、封印。新外国人補強までの代替策として、前日の練習試合で大敗した水原三星を参考にした「走って当たりまくる」肉弾サッカー導入を図る。

 いいものは何でも吸収する。三浦監督が新たな設計図を描き出した。「フィジカルの弱さを痛感した。今後の実戦の中で改善させていく」。攻撃に関しては昨季のスタイルをさらに煮詰める。「ボールを散らさなくてもサッカーにはなる。ストレートに攻める韓国のようなスタイルの方が世界では通用している。良さを再認識した」。速さとフィジカルを合体させた「韓流」への方針転換だ。

 今季国内初戦でいきなり強烈なカウンターパンチを食らった。17日の水原三星戦は、日本人選手どころか、ダビ、ノナトのブラジル人2選手でさえはじき飛ばされる強烈なコンタクトプレーでKリーグ2位の底力を体感した。縦パス1本でチャンスをつくられる怖さも痛感した。0-4大敗は指揮官に大きなヒントを与えた。

 現有戦力で可能なサッカーを突き詰めていく。退団したアルセウに代わる新外国人ボランチは現在、リストから絞りこんでいる段階。三浦監督は「(開幕までに)補強できたとしてもフィットまでに時間が必要。それまではやれることをやらなければ」と苦渋の選択であるのも否定できない。ただ、J1では決して高いとはいえない札幌のチーム力を、最短時間で完成形に持っていくには、他に残された道がないのも確かだ。

 カウンターサッカーに関しては昨季J2優勝を果たしたベースがある。そこに、昨季は対戦する機会の少なかった、代表クラスの選手とでも走り負けないスタミナと当たりの強さをプラスする。「ヒディンク監督はあの韓国代表でさえ、もっとフィジカル強化して(02年の)W杯4強につながった。うちはもともと弱い分もっと強くしなければ」と三浦監督。開幕まで残り20日を切った。札幌が“プチ整形”で活路を見いだしていく。【永野高輔】

[2008年2月19日9時18分 紙面から]

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