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札幌が元名古屋MFクライトン獲得へ

- 05年、名古屋でプレーしていた当時のクライトン
コンサドーレ札幌が元名古屋のブラジル人MFクライトン(30)の獲得に乗り出していることが25日、分かった。7日に退団したMFアルセウ(23)の後釜としてリストアップし、すでに代理人とも接触している。ネックとなっている金銭面で折り合いがつけば、3月8日の開幕鹿島戦前にも獲得が正式発表される見込み。層の薄いボランチの即戦力を獲得し、J1残留への戦力を「駆け込み」で整える。
札幌の新ボランチが見えてきた。元名古屋で、現在ブラジル全国選手権1部のアトレチコ・パラナエンセに所属する、MFクライトンの獲得に乗り出していることが判明した。24日付の複数のブラジル地元紙が「札幌と契約交渉中」と一斉に報道した。地元紙によると札幌からのオファーで所属クラブを退団することになるだろうとしている。
本人も移籍に前向きで地元ラジオ局のインタビューに「札幌から接触があった。興味深い提案だった。(クラブを)去ることを望んでいる」とコメント。報道を受け、この日、三上強化部長は「リストの中の1人で、代理人を通じて情報を収集していた」と明かした。
札幌側は退団したアルセウの後釜として、クライトンの調査に乗り出していた。アルセウの退団で浮いた年俸分3000万円(推定)を獲得資金に用意していたが、クライトンの所有権を持つアトレチコ・パラナエンセからの提示はその金額を大きく上回り、交渉を断念していた。ただ、三上強化部長はブラジルでの“獲得濃厚”報道に「相手サイドで条件面などが変わったのではないのか」と推測する。
クライトンは179センチ、80キロのボランチ。3カ国9クラブでのプレー経験を持ち、日本では04年7月から05年末まで名古屋に所属した。運動量が多く、中盤で積極的にボールにからみ、ゲームメークにも優れる。高い技術に加え、攻撃的なプレーも売りで、戦う姿勢を前面に押し出す選手だ。
クラブはボランチの補強にこだわってきた。アルセウ退団後は芳賀とディビッドソンが主力組のボランチを務めてきたが、攻撃面に物足りなさを感じた三浦監督は「やっぱりそこ(ボランチ)が1枚足りない」と話していた。そのため三上強化部長らが昨年までブラジルで視察した選手や、J経験者をリストアップしていた。
唯一といえる金銭面での障害がクリアされれば、3月8日の開幕鹿島戦前に契約交渉は一気に進展する可能性はある。チームはグアム合宿から練習試合8試合連続未勝利と停滞ムードが漂っている。闘志あふれる男が加われば、開幕前に悪い流れを変える起爆剤になってくれるはずだ。
[2008年2月26日9時4分 紙面から]
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