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札幌今季初勝利もFWノナトが負の連鎖に

- 左足首を痛めスタッフの肩を借り交代するノナト(中央)(撮影・長島一浩)
ノナトの負の連鎖は止まらず…。熊本合宿中のコンサドーレ札幌は27日、J2福岡と練習試合を行い、3-2で“今季初勝利”を挙げた。新外国人FWノナト(28)は2本目12分にPKで“来日初ゴール”も、三浦俊也監督(44)からのレギュラー当確は持ち越された。1対1で競り勝てず、前線からプレスをかけないことがMF、DF陣へのマイナス効果となっているなど、不安は募るばかり。シーズン前の対外試合は、プレシーズンマッチ熊本戦(3月2日)を残すだけとなった。
試合後の対照的なコメントが、認識の差を浮き彫りにした。初ゴールを決めたFWノナトは「ホッとしている」と安堵(あんど)の表情で、「ボールを触る回数も増え、良くなってきていると思う」と前向きだった。一方の三浦監督は「ボールをもらったら味方を探していた。(ボールを)持ってほしい」と手厳しく、「マルキーニョス(鹿島)バレー(G大阪)ジュニーニョ(川崎F)と比べてみてください」と“愚痴”が口をついた。
結果、内容ともに物足りなかった。2本目12分、練習試合9戦目にしてPKで初ゴールを決めたノナトだが、PKをもらったのはMF砂川だった。流れからシュートは1本も打てず、放ったのはPKと同29分のFKの2本だけ。前線で孤立し、キープできず苦しむ姿は、これまでと変わらなかった。まして、福岡の1、2本目は開幕スタメン候補がMF久藤1人という「2軍」。三浦監督から「合格」の声が出ないのも無理はない。
そのプレーぶりはDF陣に波及し、負の連鎖も止まらない。今季からFWに求める激しいプレスをおろそかにし、1対1で競り負けることがDFラインのコントロールにマイナスになっている。
ボランチとサイドバックを務めることが多い鄭が、チーム内の声を代弁した。「(ノナトが相手に競り負けるので)ボールがこっちにダイレクトに戻ってくるので、ラインを上げることをちゅうちょしてしまう。昨年の(堅い)守備は前線からの守備があったからと、みんなも言っている」。この日、ノナトは2本目30分に左足首を痛めて途中交代。その後の2トップは中山、砂川が務めたが、決定機を2度つくるなど「ノナト不在」がチャンスを演出した。
シーズン前の対外試合は、プレシーズンマッチの熊本戦を1戦残すのみとなった。開幕戦の8日アウェー鹿島戦まで、あと9日。「(体は)スッキリしたとは思わない」と、まだ「ぽっちゃり」を自覚するノナトは、いつチームにフィットするのだろうか。【長島一浩】
[2008年2月28日9時10分 紙面から]
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